至高のカメラフォン「HTC Desire EYE」で、HTCがSIMフリースマホに本格参入

HTC NIPPONは10月1日、SIMフリーのスマートフォン(スマホ)「HTC Desire EYE」「HTC Desire 626」の2機種を10月中旬に発売すると発表した。併せて、端末とMVNO SIMを同時に購入できるショッピングサイト、「HTC e-shop」の開設を発表した。

「HTC Desire EYE」は防水でカメラ機能を充実させたのが特徴で、フロント・リアともに1300万画素の撮像素子を搭載し、2色のLEDフラッシュも備える。リアカメラは複数人で自撮りしやすい88度の広角レンズを搭載する。ディスプレイは5.2インチフルHD液晶。メモリ2GBでストレージは16GB。IPX7、IP5Xの防水・防塵機能も備える。ダイレクトショップの税別価格は5万2800円。

「HTC Desire 626」は、搭載機能を絞り込んだシンプルな製品で、ポップで明るい色合いのカラーリングが特徴。カメラはフロントが500万画素、リアが1300万画素。ディスプレイは5インチHD液晶。ダイレクトショップの税別価格は2万9800円。

製品発表会でHTCのジャック・トン 北アジア統括代表取締役は、「HTCは台湾に本拠地を構えるスマホのパイオニア。今回、2製品を日本で発売することは、HTCにとって新ステージになる。グローバルでも人気の高い商品をぜひ日本市場と日本のお客様にお届けしたい。日本の消費者の方々に素晴らしい端末を体験してほしい。これまでキャリア向けのハイエンド・フラッグシップの製品を出してきたが、その技術を生かして、SIMフリースマホの新しいマーケットをつくりあげていきたい」と語った。

また、HTC NIPPONの玉野浩 代表取締役社長は「HTC Desire EYEは、成型方法から素材に至るまでこだわっている。特にカメラ機能を充実させた至高のカメラフォン。調色可能な2色のLEDフラッシュもユニークな点。防水・防塵で、左右にスピーカーを搭載している。HTC Desire 626は、シンプルな使いやすい機能を詰め込んだ。デザイン性が高く、5インチとすることで、端まで指が届きやすい」と特徴を説明した。

SIMフリースマホ参入のタイミングについて「日本でSIMフリースマホ市場が本格的に立ち上がったのは昨年11月。市場調査などを行いながら参入のタイミングを計ってきた。今後も市場は伸びると判断し、今年の末が参入の限度と考え、今回日本市場への本格参入を決めた。今回はミッドレンジと、バジェットレンジでの参入だが、フラッグシップの投入に関しても市場動向をみて判断したい」と話す。。

またサポートを強化するとして「国内に日本語と英語で対応できるサービスセンターを設置する。フリーダイヤル年中無休、10時から19時まで対応を受け付ける。購入前の相談から、購入後のサポートまで対応する。修理体制も強化し、ピックアップサービスを実施。修理済みの端末を最短5日でお手元にご返却する」と発表した。

ダイレクトショップで取り扱うSIMに関しては「MVNOは特に限定しないが、まずはOCNのSIMの取り扱いから始める。価格に関しては調整中だが、シンプルな一つの定額プランにしたい。MVNOは順次拡大していきたい」と方針を明らかにした。

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