EP-LVG110

日立アプライアンスは、業界ではじめてプレフィルターにホコリがたまる前に自動で掃除する「自動おそうじ」機能を備えた加湿空気清浄機「自動おそうじ クリエア EP-LVG110」を10月24日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は8万5000円前後の見込み。

本体背面パネルに装着した「自動おそうじユニット」が、プレフィルターに沿って上下に動きながら、ブラシで表面のホコリを取り除く「自動おそうじ」機能を搭載する。

取り除いたホコリは、「自動おそうじユニット」内のダストボックス内に送る仕組みで、ごみ捨て回数は1年に1回程度。なお、ダストボックスは抗菌処理を施しており、「自動おそうじユニット」は水洗いできる。

集じん方式は、本体背面側方から空気をワイドに吸い込み、きれいな空気を上方から吹き出す「ワイドスピード集じん」で、ファンの外径や高さを大きくするとともに、羽根形状を最適化した新開発の高効率ファンモーターの採用によって集じん性能を向上した。また、流体解析による吹き出し経路の最適化で、風量を従来製品「EP-KVG900」と比較して約2割高めた大風量を実現する。

集じんフィルターには、表面積を「EP-KVG900」よりも約3%大きくした、多層構造の「アレルオフ微細じんHEPAフィルター」を採用し、0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集する高い集じん性能によって、ホコリやスギ花粉、微細な粒子のキャッチを可能にした。さらに、アレルオフ成分が捕集したスギ、カバノキ、ブタクサの花粉、ダニのフン、ネコのフケなどのアレル物質の活動を抑制するとともに、本体で浮遊ウイルスや細菌を抑制し、PM2.5にも対応する。

脱臭フィルターには、水洗いで脱臭力が回復する耐水性脱臭素材の「洗える脱臭フィルター」を採用し、4大臭気のチッ素系、アルデヒド系、酸系、硫黄系のニオイ成分も脱臭できる。適用床面積は48畳まで。

このほか、42畳までの床面積に対応した「EP-LVG90」、32畳までに対応した「EP-LVG70」、空気清浄機「EP-LZ30」、除湿・加湿空気清浄機「EP-LV1000」を同時発売する。税別の実勢価格は、「EP-LVG90」が7万5000円前後、「EP-LVG70」が6万円前後、「EP-LZ30」が1万4000円前後、「EP-LV1000」が10万円前後の見込み。