ブラビオ・プロジェクト2.0

ブラビオは、3月28日、Googleのクラウドサービス「GoogleAppEngine」上で提供しているプロジェクト管理をベースにしたコラボレーションツール「ブラビオ・プロジェクト」の最新版「ブラビオ・プロジェクト2.0」をリリースした。利用料金は5名まで無料。

2010年10月末にサービスを開始した「ブラビオ・プロジェクト」は、Excelなど表計算ソフトよりも使いやすく、簡単な操作でメンバーとの情報共有を実現。サービス開始15か月で導入企業は3万社を突破し、現在も増加している。

新バージョンでは、ユーザーからの要望を反映しながら、100か所を超える改修と20を超える新機能を搭載した。また、ベースエンジンである「GoogleAppEngine」の改良によって、最大で10倍の高速化を実現した。

新たに搭載した「プロジェクト横断ビュー」は、プロジェクトを横断して担当者の状況を見ることができる機能。誰が、いつ、どんな仕事を抱えているかを簡単に把握することができ、業務の効率化に役立つ。

「タスクリンク」は、タスクを動的/静的に連結して、前段のタスクが終了したことを次のタスクのメンバーにメールで自動送信する。また、タスクとは別の「マイルストーン」を設定することで、情報共有の密度を高めることができる。

ユーザーから要望で最も多かった「達成率の表示」機能を搭載。タスクグループごとの達成率表示にも対応し、業務カテゴリでの達成率を見える化することができる。また、新たに設定専用のツールバーを備え、キーボードショートカットだけでは難しかった操作を直感的に行うことができる。

このほか、CSV形式でのファイル入出力や、Excel形式でのファイル出力に対応し、より複雑なチャートカスタマイズができる。この機能は、現状ではベータ版として提供する。さらに、約100名以上で使用している企業向けに、新規カスタマイズ案件にも柔軟に対応する体制を整えている。

推奨環境は、WindowsとMac OS Xが、Internet Explorer 7.0以上/Safari 4.0以上/Google Chrome 10.0以上/Firefox 3.6以上。また、iPadとiPhoneは、Safariでの動作を確認している。