コスパに優れる「P8lite」、タブレット的に活用できる「P8max」 ファーウェイ注目スマホ2製品の魅力に迫る

2015.10.6 11:00配信
ファーウェイ「Huawei P8lite」、3万888円(Vモール-楽天市場店税込価格)

スマートフォン(スマホ)市場が拡大するにつれて利用者のニーズも多様化しており、端末メーカー各社もコンセプトの異なるラインナップを投入している。本記事ではファーウェイ製SIMロックフリースマートフォンのスタンダードモデルとプレミアムモデルの2機種を例に挙げて、それぞれがどのような特徴を持っているのかレビュー形式で解説していく。

●コスパに優れたスタンダードモデル「Huawei P8lite」

「Huawei P8lite」は3万888円(Vモール-楽天市場店税込価格)とエントリーモデル並みの価格ながら、高性能なオクタコア(8コア)CPUを搭載したスマートフォンのスタンダードモデル。OSはAndroid 5.0 Lollipopを採用し、通信方式は高速通信規格のLTEに対応。ドコモ系の格安SIMカード(MVNO SIMカード)を利用すれば、低コストでスマートフォンを導入・運用することが可能だ。

●3万円前後ながらオクタコアCPUを搭載した高性能モデル

「Huawei P8lite」が搭載しているのはオクタコアの64ビットCPU「Kirin 620」(1.2GHz)。このCPUは、同じクロック周波数のCortex-A7コアに比べて最大40%の性能アップを実現しているCortex-A53コアを8つ内蔵している。ベンチマークプログラムで計測を実施してみたところ、「AnTuTu Benchmark」のスコアは「34445」、「3DMark Ice Storm Extreme」のスコアは「4157」と、Android 5.0 Lollipopを動作させるのに十分なパフォーマンスを備えていることを確認できた。2015年のフラッグシップスマートフォンにはやや及ばないものの、3万円前後で購入可能なAndroidスマートフォンとしてコストパフォーマンスは非常に高いと言えるだろう。

●異なる表面加工でクラスを超えた高級感を演出

ディスプレイサイズは5インチと比較的コンパクトな「Huawei P8lite」だが、独特の佇まいを感じさせる美しいデザインワークが施されている。電源ボタン、ボリュームボタン周辺はアルミ素材を複雑に削り出し、ヘアライン仕上げの背面パネルとともに、高級感を演出。周囲をぐるりと囲むメタリック調のフレームには、切れ目がなく、高い剛性も確保している。背面上部のパネルには「Gorilla Glass 3」を採用。角度によって異なる表情を見せる「Huawei P8lite」は所有感を十分満たしてくれる仕上がりだ。

●リア1300万、フロント500万画素、進化したビューティーモード

リアカメラにはF2.0のレンズに1300万画素の裏面照射型イメージセンサーを採用、フロントカメラにはF2.4のレンズに高解像度な500万画素イメージセンサーを採用。リア、フロントともに明るいレンズに高感度・高解像度なイメージセンサーが組み合わされており、明るく解像感の高い写真撮影が楽しめる。ハードウェアのスペックだけでなく、マルチフレームを利用してノイズを抑えた適正露光で撮影できる「低光量撮影」、音量減ボタンをダブルプッシュすることで画面オフから瞬時に撮影可能な「ウルトラスナップショット」など、ソフトウェア面も充実しているのもうれしいところだ。

なかでも特筆しておきたいのが、高画質なフロントカメラの性能をさらに活かした「ビューティーモード」。目の明るさ、目の大きさ、フェイスライン、肌の滑らかさ、肌の明るさの5項目を10段階で調整可能で、ビューティーレベルを自由自在に操った、心置きなく「盛りまくった」セルフィーを楽しめる。加えて女性にとって重宝するのが「Perfect Selfie」機能。あらかじめユーザー自身の顔を登録しておけば、集合写真などの際にユーザーの顔を自動認識し、「自分の顔にだけ」フルオートで補正をかけてくれる。

●タブレット的に活用できる6.8インチ大画面プレミアムモデル「Huawei P8max」

「Huawei P8max」は6.8インチの大画面ディスプレイを搭載したスマートフォン。高性能なオクタコア(8コア)CPU、4360mAhの大容量バッテリー、そしてスマートフォン最高クラスのカメラユニットを搭載。ファーウェイが「MAX(究極)」を目指して開発したプレミアムモデルだ。OSは最新のAndroid 5.1 Lollipopを搭載し、もちろん高速通信規格のLTE通信に対応している。格安SIMカードでランニングコストを下げつつも、ハイエンドクラスの端末を使いたいというユーザーにもってこいのモデルと言えるだろう。

●4色イメージセンサー&光学手ブレ補正で夜景を美しく撮影

「Huawei P8max」最大の特徴は、いまやスマートフォンでもっとも重要とも言えるカメラ機能。世界で初めて4色画素(RGB+White)の高感度・低ノイズな1300万画素イメージセンサーを採用し、ハイコントラスト時の明るさを32%、低光量時のカラーノイズを78%削減。そのうえで補正角度1.2度のクラス最高の光学手ブレ補正機能を組み合わせることで、夜景など低光量時でも明るく、ノイズの少ない写真撮影を可能にしている。

カメラ画質もさることながら「Huawei P8max」を入手したらぜひ試したいのが「ライトペインティング」機能。車のテールライトの軌跡(トレイル)を撮影する「テールライトトレイル」、ハンドライトの軌跡を撮影する「ライトグラフィティ」、水の流れを幻想的に撮影する「シルキーウォータ」、星空の光の軌跡を撮影する「スタートラック」などを利用すれば、まるで自由自在に光を操ったかのような幻想的な撮影テクニックが楽しめるのだ。

●オクタコアCPUに4360mAh大容量バッテリーを組み合わせ長時間動作

「Huawei P8max」のパフォーマンスは2015年発売のスマートフォンのなかでも最高クラス。2.2GHzのCortex-A53Xを4基、1.5GHzのCortex-A53を4基と合計8基のコアを同時動作可能な64ビットCPU「Kirin 935」を搭載したうえ、メモリーは3GBと余裕たっぷり。実際にベンチマークプログラムで計測したところ、「AnTuTu Benchmark」では「47483」、「3DMark Ice Storm Extreme」では「6324」という圧倒的なパフォーマンスを叩きだした。近頃では携帯ゲーム専用機並みのグラフィック処理を要求するAndroid用ゲームが増えているのが、それらのゲームもほとんどコマ落ちすることなく楽しめることだろう。

ハイパフォーマンス機と聞くと連続動作時間に不安を覚える方もいるだろうが心配無用だ。「Huawei P8max」が搭載する「Kirin 935」は高性能と省電力性を両立させたCPUで、ゲーム、カメラ、メール、電話など利用しているアプリに応じて駆動するコアの種類、数が随時変化する。またスマートな筐体には4360mAhもの大容量バッテリーを内蔵しており、ファーウェイによれば他社製大画面スマートフォンを大きく上回る2.23日の連続動作時間を確保しているとのことだ。

さらに、発熱を効率的に逃がしつつ持ち手に不快な熱さを感じさせないために、「DX19高熱伝導性合金」を始めとする7層の放熱構造を採用。筐体裏面の温度を他社製大画面スマートフォンよりも5度低く抑えているとのことだ。

●削り出しアルミ合金とGorilla Glass 4による薄さ6.8ミリの美麗ボディー

デザインはファーウェイのプレミアムモデルにふさわしく上質な演出が施されている。背面、側面はひんやりとした感触が心地よいアルミ合金製で、エッジにはダイヤモンドカット。薄さはわずか6.8ミリだが、アルミ合金製の外殻と内部の積層構造の賜物か、強度的な不安はいっさい感じさせない。

ディスプレイ面はコーニングの最新強化ガラス「Gorilla Glass 4」でカバー。この「Gorilla Glass 4」は従来のGorilla Glassの2倍の強度が確保されており、さらなる耐衝撃性・耐摩耗性の強化が謳われている。通常の利用シーンでは、保護フィルムなどを貼らなくても美しいディスプレイ面が保たれることだろう。

6.8インチのIPS-NEO液晶ディスプレイの画面占有率は大画面スマートフォン中トップクラスの83%。大きな画面、そして発色のよい画質の相乗効果で、動画などを再生するとまるで映像自体を指でつまんでいるように錯覚するほどだ。

●格安スマホ全盛の今、使い分けてもいいのでは?

格安SIMカード(MVNO SIMカード)で毎月の通信量を節約するのであれば、端末には多少贅沢をしてもよいのでは? たとえば、スーツで出かけるときには背広の胸ポケットに無理なく入る「Huawei P8lite」、オフのときには大画面で映画・電子書籍などのコンテンツを鑑賞したり、行楽地情報を家族・友人と一緒にチェックしたりするのも快適な「Huawei P8max」と使い分けると便利だろう。もちろん自分に最適な1台をとことん使いこなすのが、スマートフォン利用の本道だ。しかしSIMカードを差し替えて目的・状況に応じて異なる端末を持ち出せば、もっと快適に、もっと楽しくスマートフォンを利用できるのではないだろうか?

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