幸せホルモンにも美をつくり出す作用がある!?

睡眠不足は美容の敵だといわれています。人の身体は、睡眠中に細胞レベルで身体のメンテナンスが行われます。もちろんその中には美容のメンテナンスも含まれます。

(「美容のメンテナンスの黄金時間」については、記事「睡眠時間は「5時間」でOK! 美容も健康もバッチリ“良質な睡眠”のコツ」で詳しく説明していますので、そちらもご参照くださいね)

この美容に大切な睡眠に幸せホルモンが重要な働きをしているのです。実は、幸せホルモンは、一般的に夕方(起床後14時間程度)になると睡眠ホルモン(メラトニン)に変換されます。つまり、昼間の幸せホルモンが多ければ多いほど良質な睡眠がとれるということです。すなわち昼間に幸せな気分でいると、眠っている間に美しくなれるというわけです。

人は、常に恋をして胸をときめかせていられるわけではないので、出会いに恵まれないときは、エストロゲンに頼るよりも幸せホルモンに頼ったほうが美しくなれそうですね。

それに、恋をしてエストロゲンに満たされたとしても、睡眠不足なで睡眠中に美容のメンテナンスが行われず、せっかくの美も崩壊してしまいます。エストロゲンの分泌にも睡眠の美容のメンテナンスにも役立つ幸せホルモンの方が「美の根幹」といえそうですね。

しかし、幸せホルモンには天敵がいます。
人はストレスを感じると脳がストレスホルモンを分泌させます。このストレスホルモンは、筋肉の緊張や血流の悪化を引き起こし体に悪影響を及ぼします。そこで、幸せホルモンが、ストレスホルモンを取り込んで消滅し、心身を守っているのです。

このように、ストレスが多いと、幸せホルモンはどんどん消費されてしまいます。
しかも、昼間の幸せホルモンの減少は、夜眠るための睡眠ホルモンの不足を招き、睡眠に悪影響を与えます。そして睡眠不足は美容の敵となります。

そして、睡眠に必要なだけの睡眠ホルモンを確保するために、昼間の幸せホルモンの減少を招くストレスから解放される生活をしなければなりません。