『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』

世界中で愛され続ける“スヌーピー”初の3D映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』のメイキング映像が公開になった。チャールズ・シュルツの原作を愛するスティーブ・マーティノ監督の熱い想いが伝わってくる映像で、劇中映像もたっぷりと登場する。

その他の画像/メイキング映像公開

“スヌーピー”は、チャールズ・シュルツによる連載漫画『ピーナッツ』の中で誕生したキャラクター。1950年からアメリカの新聞に連載された『ピーナッツ』は、コミカルな描写の中に哲学的な台詞が多く登場し、愛らしいキャラクターの人気とあいまって、世界で2000紙・75か国・21か国語に訳され、時代を越えて愛され続けている。

『ピーナッツ』はこれまでも繰り返し映像化され、いくつかの国ではクリスマス・シーズンの定番として愛されているが、本作は初の3DCG映画で、ファンの中には「作品の世界観が崩れてしまうのでは?」と心配している人もいるのではないだろうか? しかし、作者の妻で、シュルツ美術館の代表も務めるジーンさんは映像で、本作を手がけるマーティノ監督の手腕を絶賛しており、ファンの心配は杞憂に終わりそうだ。

マーティノ監督は『アイス・エイジ』シリーズなどを手がける実力派だが、人生で初めて描いた絵がチャーリー・ブラウンで、幼少期から『ピーナッツ』を読み込んできたという。だからこそ、初の3DCGになる本作でも「キャラクターの個性を忠実に描きつつ、スケールは大きくしたかった。世界観を壊さないように細心の注意を払った」と語る。

メイキング映像では、実際に監督とアニメーターたちが製作中の映像を観てディスカッションする場面が収められているが、監督はそれが完成度の高い映像であっても「この場面はシュルツらしくない」と修正を求める。アニメのクオリティを追求するのは当然で、その上で幼少期から愛する世界を壊さない、世界中のファンのイメージを壊さない作品づくりを徹底したようだ。作者の息子で、映画の製作と共同脚本を担当したクレイグ・シュルツは「私たちから監督を依頼した。彼の動きは期待以上だった」と、その手腕と“ピーナッツ愛”を高く評価している。

映像には監督やスタッフのインタビューだけでなく、本編映像も次々に登場。少しドジだけで憎めないチャーリー、空想の世界で大活躍するスヌーピー、氷上でも毛布を手放さないライナスの出演シーンなど、監督の“原作への愛情”がしっかりと伝わってくる内容になっている。

『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』
12月4日(金) 2D・3D全国ロードショー

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