(左から)吉田羊、大森南朋、綾野剛、松岡茉優、星野源

 TBS系の新連続ドラマ「コウノドリ」特別試写会&舞台あいさつが7日、東京都内で行われ、出演者の綾野剛、松岡茉優、吉田羊、星野源、大森南朋が出席した。

 鈴ノ木ユウ氏によるヒューマン医療漫画を原作にした本ドラマは、産婦人科医にフォーカスを当てた“チーム医療”をテーマに、命が誕生する現場に身を置く人たちの奮闘や現場が実際に直面している様々な社会問題を盛り込んで描く。

 連ドラ単独初主演となる綾野は、心優しい産婦人科医と情熱的で謎多き天才ピアニストという2つの顔を持つ主人公・鴻鳥サクラを演じる。綾野は率直な感想として「実は皆さんが思っているようなプレッシャーはまったくありません。むしろ、支えられてもらうことにこんなに甘えていいんだと思うくらい。キャストの方に支えられ、たまにもたれかかったりしながらやっていこうと思っています」と語った。

 この日は医学生を含む医療従事者限定の試写会で、参加者の事前アンケートから「ドラマに関わる前後での出産や周産期医療へのイメージ」を問われた綾野は「普段生活している中で、子どもを連れたお母さんや妊婦さんを見ると必要以上に気になってしまう。友人に妊婦がいて、そういう話を聞くと『どういう生活を送っている?』と普通に問診してしまいます」とすっかり産婦人科医が板についている様子だった。

 さらに、友人に「安産は結果論であって、安定期は決して安全な時期ではないよ」とアドバイスしたと明かすと会場からは大きな拍手が送られた。サクラと同期の産婦人科医・四宮春樹役の星野も「電車や映画館で小さい子が泣いていたり大きな声を出しているとうれしくなるようになった。こんなに泣けて本当によかった、元気でよかったと、僕の方が泣きそうになる」と笑わせた。

 また、「これからパパやママになる人へのメッセージ」を真剣に語った松岡に、綾野が「ママって呼ばれてみたい?」とそわそわとしながら質問した。首をかしげる松岡も意に介さず、綾野は「お父さんでもいいんだけど、パパと呼ばれるのってすごいことだと普通に思った。特権というか」と持論を展開。すかさず綾野を「パパ!」と呼んだ松岡には、綾野と星野から「それだと意味が変わってくる。怪しくなる」とそろって突っ込みが入っていた。

 ドラマは10月16日午後10時から毎週金曜オンエア。