スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス

スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』の日本公開日が来年の1月8日(金)に決定した。トム・ハンクスが主演を務め、世界中が冷戦状態にあった1960年代を舞台に、命をかけて信念を貫こうとした男が、極めて危険な交渉にあたる姿を描いた作品だ。

その他の画像/日本公開日が決定

映画は、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに型破りな方法で挑む姿を描いた作品。ジョエル&イーサン・コーエンが脚本を手がけている。

映画はすでに完成しており、今月4日(現地時間)にニューヨーク映画祭で上映された。スピルバーグ監督は「ニューヨークで撮影されたこの作品をニューヨーク映画祭で上映することができて光栄です。この作品は冷戦下で大国間の戦争を止める大役を突然任されることになった一人の普通の男を描いています。国境を越えて人間同士分かり合うという真理の大切さが伝わると嬉しいです」と語り、ハンクスは「この作品は今を生きる人に自分が同じ立場でだったらどうするだろうかと問い掛けている。(スピルバーグ監督作品に出演するのは)楽しいけれど、恐いことでもあるんだ。失敗は許されない。この作品を僕の最後のスピルバーグ監督作品への出演にはしたくないからね」とユーモアを交えてコメントした。

上映後のレビューも好評、絶賛が多く、いくつかの媒体は本作をオスカー候補間違いなしと掲載。賞レースの行方はわからないが、これまでに数々の傑作をおくりだしてきたスピルバーグ監督とハンクスのタッグ作に、多くの映画ファンが期待を寄せている。

『ブリッジ・オブ・スパイ』
2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー