エル・ファニング Photo by Jeff Vespa/Contour by Getty Images

『リトル・ミス・サンシャイン』の製作チームが集結して製作した『アバウト・レイ 16歳の決断』が、2016年1月に公開されることが発表された。ナオミ・ワッツ、エル・ファニング、スーザン・サランドンの3世代の演技派女優が競演を果たし、それぞれ母・娘・祖母の3世代の女性を演じる。

本作は、男の子として生きることを決めた性同一性障害の女の子・レイの決断に、戸惑いながらも理解を示し、見守っていこうとする家族の姿を描いた心あたたまるドラマ。『マレフィセント』などで人気を博したエルがレイを、ナオミが色恋沙汰が絶えない母親・マギーを、スーザンが破天荒なおばあちゃんドリーを演じる。

ロングヘアをばっさりカットし、ボーイッシュな装いでレイを演じたエルは、本年度のトロント映画祭で、「これまで演じたどの役よりも誇りに思っているし、レイという男の子が大好き」とスピーチ。上映後には、約2000人の客席から、10分間に渡るスタンディングオベーションが起こったという。

『リトル・ミス・サンシャイン』では、幸せの黄色いバスに乗った落ちこぼれ家族を、『サンシャイン・クリーニング』では、事件現場のクリーニングをする崖っぷち家族を描いてきたチームが再結集して製作した本作。それぞれの立場、それぞれの視点からレイの決断を見守っていく家族の姿を彼らがどのように描いたのか、日本でも注目を集めそうだ。

『アバウト・レイ 16歳の決断』
2016年1月、TOHOシネマズ シャンテほかにて、全国ロードショー