日本忍者協議会の応援団に就任した市川海老蔵

 「日本忍者協議会」発足記者発表会が9日、東京都内で行われ、応援団に就任した歌舞伎俳優の市川海老蔵が出席した。

 本協議会は、2020年の東京五輪へ向けて究極のクールジャパンコンテンツとも言われる「NINJA」を生かし、国内外の観光客の誘客や地域経済の活性化を図るために設立された。

 各地の県知事、市長などがそれぞれの忍者装束に身を包んで並ぶ中、登壇した海老蔵は「忍者コスプレパーティーにお呼びいただきありがとうございます。まるで何かの罰ゲームのようで、裏で楽しく拝聴させていただきました」と笑わせながらも、「外国の方は忍者や侍に興味のある人が多く、同じく歌舞伎という日本の伝統文化に関わる者として情熱を受け取ってここに立っています」と語った。

 忍者のコスプレ写真をブログにアップしてほしいとの要望には「年齢的に厳しいものもあります。舞台の上でそういう役をいただいた折には務めさせていただきます」とやんわり断って笑いを誘い、サプライズで直刀(ちょくとう)と子どもとそろいの忍者装束が贈られるとすぐに刀を抜き、「息子たちが欲しがっちゃう。本物みたいに重いですね。うれしいです」と喜んだ。

 また、片岡愛之助と藤原紀香の結婚報道について「なーんも聞いてねえ」、「教えてくれるって言ってたのにぃー」などと自身のブログでつづっていた海老蔵は、携帯電話の番号を変えたとの報道もあった愛之助について「忍法雲隠れの術を使う先輩もいたりして、ドロンの術を使ってこの場を立ち去りたいような気もしています」と苦笑交じりにいじった。

 ロゴマークの発表時には、アンベールに備えて先頭でひもを持った海老蔵がフライングをしてお披露目してしまう場面もあり、海老蔵側の半分の布が落ちると慌ててかぶせ直し、背伸びして隠しながら「非常に緩くて…」と言い訳していた。