舞台「No.9 ―不滅の旋律―」の公開舞台稽古および囲み取材が9日、東京都内で行われ、出演者の稲垣吾郎、大島優子、高岡早紀、マイコが出席した。
本作は、数々の名曲を生み出した天才作曲家ベートーベンが聴覚を失ってから最後の交響曲「第九番」を生み出すまでの劇的な半生を描く。
ベートーベンそのもののいでたちで登場した稲垣は「けっこう伸びるのが早くて」とウィッグを触りながら冗談めかし、「毛質は本当に一緒。僕もベートーベンのようにくせ毛でもしゃもしゃしているので。地毛でやりたかったけど長さが追い着かなくて」と明かした。
本作が本格的な舞台初出演となる大島は、ベートーベンとピアノ工場で出会うマリアを演じる。「人の目を思い浮かべると緊張してしまうような気がして、実際にお客さんが入ったらどうなるかは想像しないようにしています」と緊張感をのぞかせた。大勢のファンの前でパフォーマンスをしていたAKB48時代からは考えられないような発言を突っ込まれるも、「みんなに言われるけどそれとはまた別だと思います」と小さく首を振った。
マリアのほか、高岡演じる恋人のヨゼフィーネやマイコ演じるナネッテなどとの恋愛模様について稲垣は「いろいろな方々がベートーベンに翻弄(ほんろう)される」と語り、ラブシーンの相手については「それはお楽しみにしておいた方がいいのでは。ベートーベンは結構やりますね。すごく情熱的な人間なので、女性に対する感情もマックス。なかなかのラブシーンだと思います」とアピールした。
また、自身のプライベートでの恋愛模様について問われると「プライベートでもあるんじゃないですか?」とさらりと言い放ち、直後にわざとらしく両手で口を覆いながら「アイドルなのに…!」と笑わせた。また、芸能界の結婚ラッシュには「最近すごいですよね。でも僕にとってヒロくんはかけがえのない人。越せる人はいません! 舞台も見に来ますしね」とうわさのヒロくんの来場も明かした。
実際のところは「そういう人がいたらいいなとは思いますけどね。ベートーベンのように喜びを分かち合える相手が現れたらいいんじゃないでしょうか」と期待を寄せ、妻夫木聡との交際が報じられたマイコは「今は舞台の事で頭がいっぱい。ドキドキが止まらない」と語るにとどまった。
舞台は10日~25日に都内、赤坂ACTシアター、31日~11月3日に大阪、オリックス劇場、11月13日~15日に北九州芸術劇場大ホールで上演。
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