レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を手がける坂本龍一

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督と、レオナルド・ディカプリオがタッグを組んだ映画『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を坂本龍一が手がけることが発表になった。

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坂本は『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』など数々の映画作品の音楽を手がけてきたが、イニャリトゥ監督作品に楽曲を書き下ろすのは初になる。坂本は「今、世界で一番力のある監督と仕事をする機会を得て、これ以上に光栄なことはありません」と言い、監督作『バベル』で坂本の楽曲『美貌の青空』を使用したこともあるイニャリトゥは「やっと龍一と協力することができてうれしい。彼は類まれな才能の持ち主で、私は長年にわたって彼の作品の大ファンだ」と語っている。

映画は、ハンターのヒュー・グラスの実話にインスパアされたマイケル・パンクの同名小説を映画化した作品。アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまったグラス(ディカプリオ)が、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いている。

『レヴェナント:蘇えりし者』
2016年4月公開