その3:体に負担をかけない生活

動物性脂質の多い肉類中心の食事を続けると、ワキガの原因になるといわれるアポクリン腺から出る汗が増えます。そのため、自覚のある方はほどほどの摂取を心がけたほうがよさそうです。

また、肝機能が低下すると、ニオイ物質を排泄できずに血液に取り込んでしまい、これが血液とともに肺や皮膚へとまわり、口臭や体臭を強くする原因になるとも。
体に負担をかける過度なアルコール摂取や食べ過ぎは控えた方がよいでしょう。

ニオイで最も気になるのは、単なる加齢によるニオイではなく、その裏にひそむ重大な“病気のサイン”だそうです。
結局のところ、食事・睡眠・運動のバランスのとれた健康的な生活習慣が、強過ぎない、自然な体のにおいを保つことにつながります。

「くさいと人に迷惑をかけるから」、という大人の配慮からのニオイケアはもちろん、自分や家族の健康を守るためにも、体のニオイ、チェックしていきたいですね。

<参考>
『気になる「臭い」がみるみる消える100のコツ』主婦の友社/主婦の友社編

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。