クエンティン・タランティーノが、最新作『The Hateful Eight』をふたつの違ったバージョンで公開することを明かした。Variety.comに対して語ったもの。

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ひとつはロードショー・バージョンで、70mmのパナビジョン映写機を使って上映するもの。上映時間も一般バージョンよりもやや長い3時間2分となる(途中に12分の休憩が入る)。シネコン版の上映時間は6分短く、違いは「ビッグで、クールで、まばたきもできないような長いシーン」だそうだ。このロードショー版のために、北米配給権をもつワインスタイン・カンパニーは、現在、全米100館の映画館にパナビジョン映写機を設置する準備を進めているという。

『The Hateful Eight』は、チャニング・テイタム、カート・ラッセル、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロスらが出演する西部劇。脚本が流出したことに激怒し、タランティーノは一時、映画の企画は取りやめるとも宣言したが、後に考えを変えて撮影を決行した。北米公開は来年1月。

文:猿渡由紀

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