神木隆之介(左)と佐藤健

 映画『バクマン。』の大ヒット舞台あいさつが12日、東京都内で行われ、出演者の佐藤健、神木隆之介、小松菜奈、桐谷健太が登壇した。

 『週刊少年ジャンプ』の連載を目指す高校生漫画家コンビの友情を描いた本作。公開初日からの大ヒットを受け、10日~12日の3日間、佐藤と神木は“全国BAKU走1MAN。人舞台あいさつ”と題して、各地を駆け巡り、合計23回の舞台あいさつに登壇した。

 この日、ゴールの地として東京に戻ってきた佐藤は「この3日間で撮影期間以上に隆のいろんな面が見られて楽しかった」といい、その具体例として「札幌でご飯を食べたときに判明したんですが、隆はカニを触れないんですよ。でも食べるのは好き。だから身を取ってあげないと食べられない」とエピソードを披露した。

 「足をミチミチって、引っ張ると、うーわ、関節じゃんってなる。痛々しくて申し訳なくて…」と説明する神木は、桐谷から「でも食うんや!」と突っ込みを受けながらも、「なので、本当にお世話になってま~す」と無邪気な笑顔を浮かべた。会場からは「かわいい~」と黄色い歓声が上がり、小松も「かわいいと思います」とほほ笑んだ。

 また、神木は「撮影以上に密度の濃い3日間だった。舞台あいさつ中にもいっぱい助けてもらったし、やっぱりいいお兄ちゃんだなと実感した」とあらためて振り返り、趣味のカメラで期間中に撮りためた佐藤の“厳選写真”をスクリーン上で披露した。

 「まずは美しい手!」とパーツ写真を紹介した神木は「佐藤健という人間は顔が美しいのではない。存在が美しいのだ」と持論を展開。

 「いつの間に撮ってたんだよ」とあきれる佐藤を横目に、神木は「これは完全にオフ顔」「お疲れモードで、待ち時間にうたた寝」「ポップコーンをおいしそうに食べる佐藤健」と次々に紹介した。

 さらに口元のアップ写真を「唇とほくろ」とうれしそうに説明する神木に、佐藤は「まじで何なのこれ。俺はどうしたらいいんだ、一体…」と苦笑い。

 「これは隆の“心の映像”やから。しゃべるときはいつもここ見てるのかな?」と悪ノリする桐谷に、神木も「柔らかそう。まあ、色気は唇からだよね」とニコニコ顔で、佐藤は「菜奈ちゃん、こんなのに付き合わせてごめんね…」と代わりに頭をさげていた。