コールセンターとオフィスワーカー向けに最高品質のヘッドセットを発表

日本プラントロニクスは10月9日、コールセンター向けのヘッドセット「HW500シリーズ」とオフィスワーカー向けのワイヤレスヘッドセット「Voyager Focus UC」を発表した。

プラントロニクスは、アメリカを拠点とするヘッドセットのリーディングカンパニー。エンタプライズ/コンシューマの双方の市場で、圧倒的な支持を受けている。村田浩志社長は、「カスタマーサービスへの問い合わせはウェブによるものが増えているが、いまでも複雑なものほど電話の割合が高い。カスタマーサービスでのミスは企業にとって致命的。独自の調査では、62%の企業がカスタマーサービスに不満があったために、その企業との取引をやめたという結果が出た」と、電話コミュニケーションの重要性を説明。SNSの浸透によってその悪評は拡散スピードが加速していることも付け加えた。

コールセンター向けに発売する「HW500シリーズ」の開発は、現時点で世界中でロングセラーモデルとなっている同社の「SupraPlus」を越えるために何をすべきか、徹底的に調査することから始まったという。世界15以上の都市、30以上の企業にインタビュー形式でビアリングを実施し、信頼性・快適性・プレミアムな音質・高いインテリジェンスの4項目をブラッシュアップするという結論にたどり着いた。

「SupraPlus」から22%の軽量化に成功したデザインは、人間工学に基づき、耐久性と快適性を高めた。破損しやすいジョイント部には航空機で使用される耐久性の高いアルミを採用した。頭にフィットするパーツは柔らかい素材を用いることで、締め付けによる不快感を取り除いた。

ヘッドホンからの音声漏れが情報流出につながるという調査結果を踏まえて、マイクには独自のチューニングを施したノイズキャンセリングを搭載した。SoundGuardテクノロジで聞き取りやすいワイドバンドオーディオを実現した。マイクブームには、最適な位置に調整できるポジションガイドも備えている。ヘッドセットを外すだけで、音声をミュートにするQuick Disconnect機能で離席時の煩わしい操作を省くなど、使い心地も追求した。

オーバーヘッド型/片耳の「HW510V」の価格(税別)は1万4000円、同デザインのノイズキャンセル機能搭載モデルの「HW510」は1万7000円(同)、オーバーヘッド型/両耳の「HW520V」は1万8000円(同)、同モデルのノイズキャンセル機能搭載モデルは2万1000円(同)、耳かけ型は1万7500円(同)、オーバーヘッド型/耳かけ型/ネックバンド型に脱着可能な「HW540」は1万9000円(同)。

オフィスワーカー向けの「Voyager Focus UC」は、オープンフロア型のオフィスなど周囲の騒音が気になる環境でコミュニケーションに集中するために設計されたワイヤレスヘッドセット。Bluetooth Class 1に対応し、通信距離は最大約45mだ。

業界初のDynamic Mute Alertテクノロジを搭載し、ユーザーがヘッドセットを外すと自動的にミュートに設定、再び装着するとミュートを解除する。着信時にヘッドセットを装着すると応答できるなどボタン操作を極力排したスマートな使いこなしを実現した。

Skype for BusinessやMicrosoft Lyncに対応するMicrosoft公認の「M825-M」と、AvayaやCisco、IBM、Skypeなどに対応する「B825」の2機種を用意し、価格(税別)は双方ともに3万3000円。