極上文學 第9弾『高瀬舟・山椒大夫』 撮影:金山フヒト (C)2015 CLIE/MAG.net Andem  極上文學 第9弾『高瀬舟・山椒大夫』 撮影:金山フヒト (C)2015 CLIE/MAG.net Andem 

本格文學朗読演劇 極上文學 第9弾『高瀬舟・山椒大夫』が10月9日(金)より東京・CBGKシブゲキ!!で開幕した。

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音楽やセット・衣装などのビジュアルを用い、朗読劇という形にこだわらない、動いて魅せるスタイルが人気の同シリーズ。メインキャストが日替わりで出演する事も同シリーズの魅力のひとつだ。第9弾となる今回は森鴎外の名作『高瀬舟』『山椒大夫』の2編が原作。『高瀬舟』は遠島の刑に処された者を護送する船の名前。護送役の庄兵衛は、弟殺しの罪でその舟に乗ってきた喜助が晴れやかな顔をしている事を不審に思い、訳を尋ねる。もう1編の『山椒大夫』は旅の途中に山椒大夫という悪党に買われてしまった姉妹、安寿と厨子王が主人公。生き別れの母を捜すために、山椒大夫の元から脱走を試みる。同公演では2編のストーリーと登場人物をあわせて新たな世界観を作り上げている。

初日開幕に先がけ行われたフォトセッションには出演者全員が登壇。喜助役、山椒大夫役を務める村田充は「独特な作品ですので指先ひとつ、まばたきひとつ上手にコントロールして、ミスのないように公演を最後までやりとげたいと思います」と語った。

今回、極上文學シリーズ初出演。『高瀬舟』で喜助と弟、『山椒大夫』で山椒大夫と厨子王の4役を演じる伊勢大貴は「今回の『高瀬舟』と『山椒大夫』は舞台のお話をいただいてから読みましたが、すごく魅力的な作品だったので、今回こうやって4役演じさせていただくのがすごく楽しみです。千秋楽まで頑張ります」と意気込んだ。

安寿役を務める服部翼は「女性役は何度か演じたことがありますが、昔の日本の女性の強さを出していけたらと思います。ダブルキャストということで、それぞれの違う魅力が出てくると思いますが、それぞれの色でいいところを出していけたらと思っています。普段本をあまり読まない人でも、僕たちが演じてわかりやすく伝えられたらなと思います」と話した。

本格文學朗読演劇 極上文學 第9弾『高瀬舟・山椒大夫』は10月18日(日)まで、東京・CBGKシブゲキ!!、10月24日(土)・25日(日)大阪ビジネスパーク円形ホールで上演。大阪公演のチケットは発売中。