主演の錦戸亮と共に馬に乗って登場した坂本龍馬役の神木隆之介

 テレビ朝日の金曜ナイトドラマ「サムライせんせい」の制作発表記者会見が19日、東京都内の同局で行われ、出演者の錦戸亮(関ジャニ∞)、神木隆之介、比嘉愛未、藤井流星(ジャニーズWEST)、黒島結菜が登壇した。

 人気漫画をドラマ化した本作は“サムライvs現代の文明&人々”という構図がベースの、ありそうでなかった“サムライ×タイムスリップ×コメディー”。

 錦戸が演じるのは、幕末の土佐藩から150年後の現代にタイムスリップした志士・武市半平太。ドラマでは、ひょんなことから学習塾の先生となった武市が、村で巻き起こるさまざまな問題を、サムライにしかできない方法で解決していく姿を描く。

 この日、着物姿で馬に乗って現れた錦戸は「(乗馬は)17年ぶり。六本木ヒルズでこの格好で馬に乗るというのは、今年一番ぐらい恥ずかしかった。(居合わせた)外国人の方が何とも言えない顔でこちらを見ていたので心がざわつきました」と複雑な心境を明かし、笑いを誘った。

 約2年ぶりの乗馬となった坂本龍馬役の神木も「すごく楽しかったけど、僕はジャケット姿なので、こちらも違和感があり恥ずかしかったです」と照れ笑いを浮かべた。

 またこれが初共演となる二人。撮影は二人が現代で“再会”するシーンから始まったといい、錦戸は「『久しぶり!』というハグから始まったので、いい入りやった。『カット』ってかかったら、あ、すみませんみたいな感じでしたが…」と笑顔でコメント。

 「最初、(錦戸が)いいお兄ちゃんになってくれたらいいなと思っていた」という神木も「(抱き合うと)同士という意識が芽生えて、これから心は一緒にサムライとして撮影していこうという気持ちになれた」と語った。

 また、歴史上の人物を演じるに当たって、参考にしたことを聞かれた錦戸は「クランクインする前に、武市さんお墓参りに行ってきた。“しっかりしな”って身の引き締まる思いがした」と報告。一方で「この格好をしていると自然と背筋が伸びる」といい、「最近では自分の中でも(着物姿が)なじんできている」と笑顔を見せた。

 神木も、今回は“現代になじんでいる龍馬”という設定とあり「ちょっと軽いところがあったり、(せりふも)現代の言い回しになっていたりするけど、サムライとしての芯はしっかり持っている」と役どころを紹介。

 過去に『龍馬伝』で坂本龍馬を演じた事務所の先輩・福山雅治にアドバイスを求めたことも明かし「実際にお会いしてではないですが、電話とか文章で役作りのヒントなどいろいろ伺った。(最終的には)『神木が思う坂本龍馬を自由にやったらいいんでないかな』と言ってくれたので、自分の中で試行錯誤しながらやっています」と語った。

 また、自堕落な生活を送る無職の元ヤンキー佐伯寅之助役で出演する藤井は「いいところの無いような役ですが愛されポイントを作って演じていきたい」とコメント。

 先輩・錦戸との共演については「顔合わせではすごく緊張したけど、共演できるのはすごくうれしい。チャラチャラした役なので、僕が食ってかかるような場面もあるけど『遠慮しなくていいよ』と言ってくれるのでやりやすいです」と感謝した。

 錦戸も「声が低くて、普段は何を言っているのか分からない」と後輩イジリをしつつ「僕も刺激になる、一緒に頑張っていきたい」と笑顔で応じていた。

 ドラマはテレビ朝日系で23日午後11時15分から毎週金曜日に放送。

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