藤田慶和 藤田慶和

ラグビー日本代表に続け! 男子セブンズ代表が『リオ五輪』出場を目指す。セブンズ日本代表は11月7日(土)・8日(日)・香港で開催される7人制ラグビー『アジア予選』を前に合宿を行っている。

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セブンズ日本代表候補メンバーは以下の通り。
鈴木貴士(クボタ)、山田章仁(パナソニック)、桑水流裕策(コカ・コーラ)、トゥキリ ロテ ダウラアコ(北海道バーバリアンズ)、大島佐利(サントリー)、坂井克行(豊田自動織機)、リーチ マイケル(東芝)、豊島翔平(東芝)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)、小澤大(トヨタ自動車)、後藤駿弥(ホンダ)、高井迪郎(九州電力)、鶴ケ崎好昭(パナソニック)、彦坂匡克(トヨタ自動車)、斉藤春樹(東京ガス)、羽野一志(NTTコム)、後藤輝也(NEC)、福岡堅樹(筑波大)、合谷和弘(流経大)、藤田慶和(早稲田大)、松井千士(同志社大)
※山田、高井は合宿は不参加、リーチは合流日未定、福岡は10月21日(水)合流。

10月20日には、候補メンバーの取材機会があった。瀬川智広ヘッドコーチ(HC)は「これだけラグビーが注目を浴びることはなかった。次はセブンズの番。五輪予選は絶対に勝たないといけない」と意気込む。指揮官は「アジアの中で日本が手に届く位置にいると理解している」と自信を覗かせる一方、「一発勝負の不確定要素がある。不用意なペナルティを与えてはいけないし、受け身になってもいけない。我々としては速いテンポでボールを回し続ける展開にしたい」と気を引き締めた。

『ラグビーワールドカップ(RWC)』を戦った日本代表メンバーのうち、最も早いセブンズ合流となった藤田慶和は「『RWC』後、精神的には100%休めたわけではないが、セブンズに来た以上、マインドセットしてやる」とフル稼働を誓った。まずは『RWC』のため93kgまでウェートアップした肉体を90kgに絞り、セブンズ仕様に変える。アメリカ戦で最年少トライを決めた藤田は「俊敏に動くため。セブンズでは90kgくらいが一番動きやすい」と語る。

さらに『RWC』と『五輪』は別物だと考える。「『RWC』で3勝したからと言って、セブンズで勝てるわけではない。『RWC』はいい準備をしたから勝てた。だから、セブンズでも覚悟を決めてしっかり準備して臨まないといけない」と言う。藤田はエディー・ジョーンズHCの教えを胸に刻んでいる。「エディーさんに非常に厳しく接してもらった。世界で対等に戦うにはすべてを世界基準で考えないといけないと教えられた。グラウンドはもちろん、私生活でも食事も睡眠も」と続けた。

ミスターセブンズの新主将・桑水流裕策は、「目標は『五輪』ベスト4と言った時、周りはあまりピンときてなかった。でも、『RWC』で日本が3勝してやればできるという雰囲気がある。『五輪』は夢舞台。あの場に立ちたいし、メダルを取りたい」と抱負を口にした。

男子セブンズ日本代表は国内合宿、香港遠征を経て、11月7日(土)・8日(日)にリオへのキップを掴む。