さらに美しい髪を保つためにできることとは?

基本的なヘアケアの流れ&注意点をおさえたうえで、より美しい髪を保つために選びたいのがヘアケア剤。

でもシャンプー後のリンスひとつとっても、コンディショナーだったりトリートメントだったり、色々な名前のものがありますよね。それぞれの役割は違うのでしょうか。

「一般的にリンスやコンディショナーは、髪の表面を保護するものになります。

一方、髪の内部に成分を浸透させ、ダメージを補修するアイテムとしてトリートメントやヘアマスクなどが存在します。

より美しく髪を保つためには、可能ならコンディショナーを行った後にダメージが気になる部分にトリートメントやヘアマスクを使うと良いでしょう」(国府田さん)

とくにダメージが気になるなら、ヘアマスクやヘアパックといったスペシャルケアを、週1回継続して行うと、やがて変化も実感できるようになるそうですよ。

また悩みに合わせた選び方のコツも教えてもらいました。

「髪が細くてボリュームがないなら、サラサラタイプのシャンプーを。

逆にボリュームを抑えたいなら、しっとりタイプがおすすめです。スタイリング剤では、乾燥が気になるならヘアクリーム。ボリュームが出過ぎる、乾燥するというタイプにはオイル。

オイルは髪をコーティングしてくれるので、ドライヤー前に毛先に馴染ませると摩擦によるダメージの予防にもなります。オイルのべたつきが苦手な人にはミストもオススメです。」(国府田さん)

ただどれだけ髪に気を使っても30代、40代になってくると、髪質が細くなってきたり、癖が出てきたりと髪に変化がでてきます。それまで使っていたアイテムが合わなくなってくることも。

「スタイリングに時間がとれないけど、おしゃれはしたいという女性は多いものです。

例えば、当社が美容師の方々と一緒に開発したmm(ミリ)は、忙しいけどダメージケアだけでなくおしゃれもしたいという美意識をもつ女性のニーズに合わせて開発しました。

スタイリング剤なのですが、スタイリング後に手を洗わなくても済むように髪だけでなく肌にも使える素材にしたり、スタイリングだけでなくダメージもケアできるようにしたり。こういったライフスタイルに合わせて使える商品を選ぶのも一つの手段です」(国府田さん)

年齢によって、髪質や生活環境は変わるもの。

理想は、それぞれの状況に合わせたアイテムを選んで使うことなのだそう。悩みを抱えたまま、アイテムを変えてない人は、一度見直しをしてみると良さそうですね。

モバイルコンテンツ業界生まれ、ウェブ業界育ち。企画・ディレクション・運営業務等を経験し、現在はフリーライター/WEB編集として活動中。主な執筆分野は女性、健康、ライフスタイルなど。『定年後の暮らしとお金の基礎知識2015』『冷え退治バイブル』(共に扶桑社)等にライターとして参加。