高橋秀人(FC東京) (c)J.LEAGUE PHOTOS 高橋秀人(FC東京) (c)J.LEAGUE PHOTOS

FC東京にとっても、浦和レッズにとっても、勝たなければならない一戦となる。10月24日(土)・味の素スタジアムの『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第15節は、両軍の目標の達成のため、超えなければならない壁である。

FC東京×浦和 チケット情報

5位・FC東京も6位・浦和も2ndステージは7勝3分4敗・勝点24。両クラブは前節に黒星を喫し、残り3試合で首位・サンフレッチェ広島に勝点7差をつけられ、逆転優勝は遠のいた。だが、ステージ優勝の可能性が低くても、両軍のモチベーションは下がらない。FC東京も浦和も、年間順位を睨んでいるのだ。

FC東京は18勝5分8敗・勝点59で年間3位につける。上を見れば、勝点6差のビハインドで広島と浦和がいる。下を見れば、16勝9分6敗・勝点57のガンバ大阪が付かず離れずぴったりマークしている。『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ』出場のため、FC東京は年間3位死守が至上命題である。

1stステージ覇者・浦和は、すでに『明治安田チャンピオンシップ』出場を決めている。しかし、浦和は今季の目標を年間1位に定めてきた。過去2シーズン、終盤に急失速し、覇権を逃した悔しさを晴らすためには、年間1位と『明治安田チャンピオンシップ』制覇が必要不可欠である。

前節・G大阪戦で敗れた試合後、報道陣の「今年も終盤にチームは下降線に入っているが……」という問いに、主将・阿部勇樹は珍しく感情を露わにした。年間成績を見れば、2位・浦和は19勝8分4敗、1位・広島は20勝5分6敗でともに勝点65。直近5試合の成績も両軍とも3勝1分1敗だ。「今年も……」と言われる状況ではない、というのが阿部の主張だ。もちろん、主将はただ怒っているわけではない。阿部は「それを覆すのが僕たちの責任。しっかりプレーで見ていく」と前を向く。

10月21日に『AFCチャンピオンシップ』準決勝でG大阪が敗れ、『明治安田チャンピオンシップ』優勝クラブが『FIFAクラブワールドカップ』出場を果たすことも、各クラブのさらなるモチベーションアップにつながるだろう。Jリーグ王座の先に、大陸王者たちとの対戦、そして欧州王者・バルセロナ(スペイン)との決戦があるのだ。

直接対決では浦和が14勝6分7敗と相性がいい。1stステージ第12節でも浦和が4-1と圧倒した。ホームで迎えるFC東京にとって、前節で守備の要・森重真人の負傷交代したのも痛いところ。FC東京は忍び寄るG大阪の足音を遠ざけるため、浦和は2nd優勝へ突き進む広島を年間順位で逆転するため、勝点3を積み重ねるのみ。FC東京×浦和レッズは10月24日・味の素スタジアムでキックオフ。試合当日は『AJINOMOTO Day』を開催。先着2万5000名に「アジパンダ」と「東京ドロンパ」のフェイスペイントシール付き抽選券を、先着1万名に味の素商品をプレゼント。チケットは残りわずか。