1位の『ヘルプ…』は、1960年代のアメリカ南部を舞台に大学生と黒人メイドたちが社会を変えていく姿を描く人間ドラマ。オクタヴィア・スペンサーが米アカデミー賞で助演女優賞を受賞したことでも注目を集めた。出口調査では「厳しい時代背景の中に心温まる描写があり見入ってしまった」「普段の生活では感じない人種差別について考えるきっかけになった」「古い体制をいかに変えていくのか、ビジネス的な見方もできる興味深い内容だった」など、女性を中心に支持を集めた。
2位の『明日に架ける愛』は、“受け継がれていく命”をテーマにした家族の物語。アンケート調査では「生まれた土地、育った場所で考え方に違いがあっても、子どもに対する愛情には国境がないことがストレートに伝わってきた」「私も主人公と同じシングルマザーなので共感するところが多々あった」「懐かしい故郷を思い出した。子育てをしている若い方に観てほしい」など特に40代以上から好評だった。
(本ランキングは、2012年3月31日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
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