清春とは、一度がっつりデュエットしたいという話はしました

MORRIE:ファルセットをちゃんと使いだしたのは、Creature Creatureの『INFERNO』あたりですか。ソロだと『HARD CORE REVERIE』の頃もまだ練習段階で、ようやくこの2年くらいで意識しなくても自在になってきたのかな。

以前は「ここはファルセット、ここはミドルボイス、ここは地声」みたいに、頭の中で腑分けしていたけど、ようやく最近自然になってきた。それによって、より歌の自由を獲得していると感じます。

――レコーディングエンジニアの原さんは、これまでもCreature Creatureのライブエンジニアとして参加されていましたよね。

MORRIE:彼はBorisのライブエンジニアをやっていて、観に行ったリキッドルームのライブの音が抜群に良かった。それで楽屋で話したらDEAD ENDのファンだったとかで、「Creature Creatureもやってくれへん?」みたいな流れになったと。ライブの音もすごく好きなんですけど、スタジオでの仕事もいいなと思っていて、今回ようやく一緒にやることができたんです。

彼は、音が色っぽいよね。音の作り方が「日本人離れしてる」という言い方はどうかと思うけど、空間の処理というか、空間をどういう風に構築するか、空間の積み重ねや奥行きに、原くんの独自の官能的美というようなものがある。

清春・MORRIE (撮影 大島康一)

――今回、『ムーンライト・ベイビー』では清春さんがコーラスとして参加しています。このコーラスも、前に出すぎていないのに存在感があるといいますか。

MORRIE:確かにね。彼もリードシンガーですから。リードシンガーって声の存在感がないとダメで、そういう人がやはりリードシンガーになる。なので、人のコーラスに行くと、ある意味浮くというか。

僕もそうなんですけど、清春もそんな感じですよね。今回清春はコーラスで参加してもらったけれども、ツインリードという感じで、だから面白いんでしょうね、

『ムーンライト・ベイビー』のサビも、普通やらないような、本来はメインの僕が左右のステレオダブルで来てて、ハーモニーの清春がセンターでメインの位置に来ているんです。やってみないとわかりませんでしたが、思ってたよりも混じり合いがよかったです。僕と区別がつかないような箇所もあって、面白かったですね。

清春とは、一度がっつりデュエットしたいという話はしました。

Boris Takeshi(撮影 大島康一)

――『into my eyes』にはBorisが参加しています。

MORRIE:2013年に赤坂BLITZでcali≠gariとBorisで「四鬼夜行」をやりました。その時のアンコールで『Blind Boy Project』を一緒にやったことはあるけれど、今回みたいにレコーディングで一緒にやるのは初めてだね。

Borisはアメリカでも日本でも結構観ているし、最初この曲は黒木くんと僕でやったバージョンもあって(※オフィシャルサイト通販特典に収録)、「Borisがやったらめっちゃハマるな」って、Atsuoくんにお願いしたら、予想通りですよ。Wataさんのソロがまたなんとも言えないよね。彼らにしか出せない世界。

Boris Atsuo(撮影 大島康一)
Boris Wata(撮影 大島康一)