【特集】「第28回 東京国際映画祭」の舞台裏

『エベレスト3D』監督、過酷ロケを語る

2015.10.26 11:28配信
バルダザール・コルマウクル監督と森尚子

第28回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木ヒルズで10月25日に、特別招待作品『エベレスト3D』の公式会見が行われ、バルダザール・コルマウクル監督、唯一の日本人キャストとして七大陸最高峰を制覇した登山家・難波康子さんを演じる森尚子が出席した。

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世界最高峰の山・エベレストに挑む登山家たちの壮絶な冒険と山にかける想い、そして登山の過程で目にした雄大な風景を3D映像で描くアドベンチャー超大作。ネパールでの現地ロケでは、ジョシュ・ブローリン、ジェイク・ギレンホールら著名なハリウッドスターが5000メートル級の高地を訪れ、「彼らには自分の荷物を背負ってもらい、かなりの距離を歩いてもらった。気温はマイナス30度にもなるので、キャストには嫌われました」(コルマウクル監督)。

過酷な撮影について、森は「まつ毛も髪の毛も凍るような現場。監督は『自然vs.人間』のドラマにこだわっていたので、私たち役者にもacting(演技)ではなく、reacting(反応)してほしいと演出があった」とコメント。高山病の症状を訴えるクルーもいたが、「苦労が多い現場だったからこそ、チーム一丸で撮影に取り組み、最後は皆が家族のような絆で結ばれた」と振り返った。

この日の会見は『EVEREST フレンドシップ会見』と銘打ち、来年3月12日に公開される日本映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の角川歴彦製作代表、平山秀幸監督、原作者の夢枕獏氏が駆けつけた。角川代表は「とてもすばらしい作品でした。両方の作品を見れば、エベレストという山が、人間を拒絶する森厳な場所だとお分かりいただけるはず」と『エベレスト3D』を絶賛。コルマウクル監督も「完成したらぜひ拝見したい」と『エヴェレスト 神々の山嶺』に強い関心を示した。

会見では角川代表が、今年4月に大地震が起こったネパールにエールをおくるため、駐日ネパール大使のマダン クマール バッタライ大使に義援金を手渡す場面もあった。

『エベレスト 3D』
11月6日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開

『エヴェレスト 神々の山嶺』
2016年3月12日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼

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