6:彼の誕生日のプランを考えたとき「誕生日は駅に18時に来て。あとは来てからのお楽しみ」

「サプライズやスペシャルな物事を好む女性とは対照的に、ごく普通の日常を愛しているのが男性。そのためサプライズも苦手です。彼らの辞書に『臨機応変』という言葉はなく、予測できないことをさせられるのに、居心地の悪さを感じています。

決まったパターンに安心する男性は、スケジュールや予定がわからないと不安になります。『今度の誕生日、あなたの好きな◯◯をいっぱい作るね』などは『ホーム好き』な男性にとってウェルカムでしょう」

7:彼が自分だけ先に歩いていったとき「ちょっと待ってよ(怒)!」

「何に対して怒っているのか明確にしないまま怒りを表現する女性に、理由や理屈を求める男性は戸惑っています。『置いてきぼりにされた気持ちになるから、どんどん先に歩くのはやめてくれるかな』など、『〜だから〜』と論理的に話した風にすると、男性も理解しやすくなります」

「男性と女性は育ってきた環境や価値観も違うため『わかり合えない』ことを前提に話をする必要があります。

多くの人が勘違いをしていますが、必ずしも本音をぶつけ合うことが良いわけではありません。大事なのは『自分とは違う人とどう話すか』を念頭に置いて、目の前の相手とケンカせず、モメそうになれば相手に伝わりやすい言葉を話すやりとりを続けていくこと。そうすれば、自然と印象も良くなってくるはずですよ」

コミュニケーションは技術です。だからこそ反復すればするほど、そのスキルが身につきます。まずは型通りにやるのも◎です。上記や本書の例を参考に試してみてくださいね!

五百田達成(いおた たつなり)さん

作家・心理カウンセラー。日本テレビ『スッキリ!!』レギュラーコメンテーター。

「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに、「情報の翻訳家」として執筆・講演。モットーは「大人でも知らないことを、子どもでもわかる言葉で」。

29万部を超える『察しない男 説明しない女』シリーズほか、著書多数。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。