久保建英(FC東京) (C)J.LEAGUE

どこまで走るか。開幕連続無敗試合のクラブ記録をふたケタに乗せたFC東京。ここまで7勝3分・勝点24で『明治安田生命J1リーグ』首位をひた走る。

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好調の原因は長谷川健太監督が培ってきたファストブレイクと17歳の久保建英がもたらす創造性の融合だ。

最終ラインやMF高萩洋次郎、2列目の東慶悟が常にディエゴ・オリヴェイラ&永井謙佑を狙っている。カウンター一辺倒ではない。2列目の久保がドリブルやワンタッチで、FC東京の攻撃にアクセントをつけているのだ。久保がボールを持てば、何かが起こる。そんなワクワク感がスタジアム全体に漂っている。

さらに右・室屋成&左・小川諒也から高精度のクロスも放たれる。そして、何よりも決定力だ。オリヴェイラが得点ランキングトップタイの7得点、永井も3ゴールと2トップが好調を維持する。

攻撃だけではない。長谷川監督が求める全員守備とハードワークを実践し、リーグ最少5失点の堅守を誇る。完封は10試合中6試合、3試合連続でクリーンシートをマークしている。前線から連動したプレスをかけ、自陣に侵入されてもボランチ・橋本拳人が自慢の危機察知能力を発揮し、ピンチの芽を摘む。また、ゴール前には森重真人&チャン・ヒョンスの鉄壁コンビが並ぶ。対人や空中戦の強さとともに、身を挺してシュートブロックする。最後尾に控えるGK林彰洋も好セーブを連発。点を奪われなければ、負けることはない。FC東京の堅守が無敗記録を支えているのだ。

一方、今週末対峙する磐田はCB大井健太郎やMF田口泰士、FW川又堅碁など、主力にケガ人が続出し、開幕5戦勝利なしとつまづいた。第6節・湘南ベルマーレ戦で今季初勝利を挙げるも、その後は再び3連敗。だが、しかし、前節は試合終了間際に浦和レッズのミスを突き、ロドリゲスが決勝ゴールをズバリ。1-0で今季2勝目を挙げた。ただのラッキーではない。試合後、名波浩監督は「自分たちの思いはひとつ。“攻守ともに攻撃的にやりましょう”と。これまで前半と後半でふたつの顔を持つようなゲームが続いていたが、今日は90分間通して選手がやり続けてくれた」と内容を評価した。

リーグ戦の直接対決は磐田が15勝8分9敗とリード。直近4試合でも2勝2分、FC東京は1ゴールも奪えていない。

FC東京が開幕からの連続無敗記録を11試合に伸ばすのか、伏兵・磐田が相性のよさを生かし首位を止めるのか。『明治安田J1』第11節・FC東京×磐田は5月12日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。試合当日は『明治安田生命Day』を開催。来場者先着2万名に特製ランドリーバッグをプレゼント。スペシャルゲストとしてチョコレートプラネットも登場。チケット発売中。

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