『エール!』

昨年にフランスで750万人を動員した感動作『エール!』が今週末から日本でも公開になる。本作は家族の絆や愛を描いた作品で、日本でも公開を前に一般試写会が行われ、高い評価を獲得している。

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本作の主人公はフランスの田舎町で暮らす一家。主人公の高校生ポーラ以外は全員、耳が聴こえないが、家族は彼女のサポートもあり、明るく暮している。しかし、音楽教師がポーラの歌の才能を見抜き、彼女にパリの音楽学校のオーディションを受けるように薦めたことから、家族の間に不協和音が生じはじめる。夢と家族の間で迷うポーラ、愛する娘が巣立っていく両親の葛藤を通じて、家族の愛のドラマが描かれる。

本作は6月に開催されたフランス映画祭で観客賞を受賞するなど、好評を集めており、一般試写会では参加者の約半数が本作を“今年のベスト1”と回答。「近年でまれに見る傑作だと思う」「前半は思いっきり笑って、後半には号泣してしまった」「娘をつれてもう1回観たい」などの声が寄せられている。

家族のドラマを描いた作品は多いが、本作はその中でも高評価、共感の声、熱いコメントが多く寄せられており、公開後には口コミで動員増が期待される。

『エール!』
10月31日(土) 新宿バルト9ほか全国公開


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