夜は一転。暗闇のなかできらめく無数の光

夜の部「半時の永遠、きらめきの流れにたゆたう」

18時からは夜の部がスタート。始まる前のライトアップからすでに、昼間とはまったく違う雰囲気が漂っています。

白い衣装を着たパフォーマーが登場。布が付いた長い棒を振りかざしています。シルクのような白い布に光が当たり、暗闇の中できらめき、たゆたいます。

中央のタワーからシャボン玉も放たれ、よりいっそう幻想的な雰囲気に。

音楽は、ピアノとコントラバスの生演奏。即興で奏でる音に合わせ、パフォーマーが右へ左へと動きまわっています。

空へ浮かんでいくシャボン玉。夜空に浮かび、下からの光に照らされたその姿は、まるで星のように美しく輝いています。

【動画 https://youtu.be/9HNeD5TJvZo 】

まちの人々と一緒に作り上げていくアート。

終演後、大巻伸嗣さんにお話をお伺いしました。

「今年はじめての試みもあったので、緊張しました。無事終わってホッとしています。演奏とパフォーマーはプロですが、ほかは地元の有志によって作り上げました。次はあと3年~5年かけて、市民の方々みんながパフォーマンスをして、自分たちでイベント全体を作り上げるようにもっていきたいですね」

無数のシャボン玉が浮かぶ空を見上げながら「Memorial Rebirth」の意味をあらためて深くかみしめていました。子どもたちも、大人も、きっとこの日見た情景を忘れることはないでしょう。

取材/村中貴士

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