生田斗真、山田涼介らとイベントに出席した菜々緒

 映画『グラスホッパー』ハロウィーン試写会イベントが27日、東京都内で行われ、出演者の生田斗真、浅野忠信、山田涼介、菜々緒、村上淳と瀧本智行監督が出席した。

 物語にハロウィーンの日が登場することから、この日はファンが全員仮装して会場に詰めかけた。ナースやゾンビ、ミニスカポリスとおもいおもいに仮装したファンを見渡した生田は「ありがたい。とってもありがたいのですが、気持ち悪い…。血が出ている子とかもいるから」とレベルの高い仮装に驚いた様子だった。

 さらに生田は「僕ら出演者は全然仮装していないのにお客さんだけ仮装するという“ドS”なイベントにお越しいただきありがとう」と感謝を述べたが、劇中衣装に身を包んだ浅野は「俺は完全に(演じた)鯨のコートを着てきました。どうなってるんだと思いました」と苦笑を漏らした。

 頭にかぼちゃ型の髪飾りを乗せた山田は、ファンから「かわいい!」と黄色い声援が飛ぶが「うん、それは知ってるから置いといて」と手慣れた様子でたしなめた。これに菜々緒は「さっき山田さんに“かわいい”って言われることに抵抗はないのかと聞いたら『嫌だ』と言っていたので、今日は皆さん、“かっこいい”と言ってあげてください」と呼びかけて笑いを誘った。

 劇中に登場する渋谷のスクランブル交差点は実際のものではなく千葉の山奥に作ったセットだといい、生田は「僕ら俳優陣は一度も渋谷には行っていません。実寸大のものに(横断歩道の)ラインを引いて、某コーヒーショップとレンタルショップの建物を作って中にエキストラの人が入れるようになっていた」と美術スタッフの技術力の高さを明かした。

 また、撮影中は遅くまで参加したエキストラをねぎらい「ありがとうと思って手を振ったら『キャー!』と言ってくれてすごいなと思ったんです。隣にいた涼介にも手を振るように言ったら『ギャアー!』となって、半端じゃねえ、ジャンプしてるぜと思いました」と山田の人気ぶりにがっくりと肩を落としていた。

 映画は11月7日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

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