『白鯨との闘い』

ハーマン・メルヴィルの名作の題材にもなった実話を映画化した『白鯨との闘い』が、来年1月に公開されることが決定した。捕鯨に命をかける男たちの壮絶な体験を描いた作品で、本年度の賞レースを賑わす作品だといわれている。

メルヴィルの『白鯨』は、白いマッコウクジラ“モビィ・ディック”との死闘を描いた傑作小説で、有名なコーヒーチェーンの“スターバックス”はこの小説の登場人物が由来になった。映画の原作は、この小説の裏側に隠された衝撃の真実を描いたノンフィクション『復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇』で、『アポロ13』のロン・ハワード監督が映画化の舵をとった。

物語の舞台は19世紀。当時、鯨の油は生活に欠かすことのできない資源で、多くの者たちが命をかけて大海原へと乗り出していった。エセックス号もまた、鯨の捕獲を目的に港を出るが、太平洋沖4800キロの海域で巨大なマッコウクジラに遭遇。激しい戦いを繰り広げるも船は沈んでしまう。何とか生き延びた船員たちは残り少ない食糧と水をかき集めてボートにしがみつくが、次第に食糧は尽き、救助はなく、彼らは生存のために“ある決断”を迫られる。

クリス・ヘムズワース、キリアン・マーフィーが出演し、ベン・ウィショーがメルヴィル役を演じる。

『白鯨との闘い』
2016年1月16日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー決定

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