歌唱イベントを行った秋山竜次

 お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次が30日、東京都内の新宿コズミックセンターで、アルバム発売記念「1曲限定 TOKAKUKA リサイタル」を行った。

 イベントは、今年9月に終了したバラエティー番組「オモクリ監督 ~O-Creator's TV show~」がきっかけ。同番組内で、個性的な楽曲を発表していた秋山は「番組という母体は無くなってしまったけど、『せっかくこんなにいいもの作ったので出しましょう』ということになって…」と今回のアルバム制作の経緯を説明した。

 会場に集ったファンに対しては「平日の昼に、このようなマニアックな集まりにお越しいただきありがとうございます」と感謝しながらも「皆さんよっぽど変態なんですね…」とほくそ笑んだ。

 この日は、「この施設は都(の運営)なのか、区なのか」という悩ましい思いを込めた「TOKAKUKA(都か区か)」を、歌詞中にも登場する同所でキーボードをたたきながら熱唱。「渡辺美里さんにとって西武ドームが聖地なら、僕にとっての聖地は新宿コズミックセンターだ!」と歓喜の雄叫びを上げた。

 一方「都か区か」にこだわる姿勢から「秋山が、二重行政の問題に切り込んだ!」と一部ネット上でうわさとなっているが、当の秋山は「子供のころからうちの母ちゃんが、俺が『プールに行く』って言ったら『そこ区がやってんの? 市がやってんの?』ってよく聞いてきて。そんなの知らんがな…って思ったけど、親世代は気になるようで…」とネタ元を告白。それ以上の意味は無いとして笑い飛ばした。

 勢いに乗った秋山は、当初予定になかったバラード曲「願い」も披露。「いや~、気持ち良いですね。これからトークライブも単独でここでやろうかな」と終始ご機嫌だった。