写真左より、石井正忠監督(鹿島アントラーズ)、柴崎岳(鹿島アントラーズ)、遠藤保仁(ガンバ大阪)、長谷川健太監督(ガンバ大阪) (C)J.LEAGUE PHOTOS 写真左より、石井正忠監督(鹿島アントラーズ)、柴崎岳(鹿島アントラーズ)、遠藤保仁(ガンバ大阪)、長谷川健太監督(ガンバ大阪) (C)J.LEAGUE PHOTOS

決勝前日、鹿島アントラーズとガンバ大阪の監督・選手が顔を合わせた。10月30日、『2015Jリーグヤマザキナビスコカップ』決勝・前日記者会見が行われたのだ。鹿島の石井正忠監督、柴崎岳、G大阪の長谷川健太監督、遠藤保仁が来るべき決戦へ向けて、その思いを語った。

ナビスコカップ 決勝 チケット情報

「歴史ある大会の決勝に残れたことをうれしく思う。G大阪は素晴らしいチーム。決勝で対戦できるのは楽しみ。明日はいい試合をお見せできると思う」(石井監督)
「この舞台に戻って来れてうれしい。鹿島は伝統のあるいいチーム、明日はいい試合になる。互いに力を出し切って、最後は連覇したい」(長谷川監督)
「いい準備ができた。明日は100%のパフォーマンスを見せる。いい試合ができることを約束する。『ナビスコ杯』は縁のある大会。タイトルを取れるようにしたい」(柴崎)
「鹿島と決勝で戦えるのはうれしく思うが、勝たないと楽しくないので、連覇したい。全力を尽くして、カップを大阪へ持ち帰りたい」(遠藤)

決勝の勝敗のポイントに質問が飛ぶと、一同はこう答えた。

「自分たちの力を出し切ること。G大阪は攻守のバランスが取れたチーム。受けに回らずに攻撃的にいきたい」(石井監督)
「ポイントはすべて。鹿島は隙のないチーム。一瞬でも気を抜くとやられる。自分たちのサッカーを長くできた方が勝つ」(長谷川監督)
「各ポジションでマッチアップがポイント。G大阪は中盤の構成力がある。そこで負けたくない」(柴崎)
「相手GKの手の届かないところにシュートを打つ。あっ、枠内ですよ」(遠藤)

『ナビスコ杯』優勝が持つ意味について、4人は次のように語った。

「タイトルをとることは重要。そのシーズンを戦った成果になる。選手たちの自信になるし、リーグ2試合の弾みにもなる」(石井監督)
「アジアで負けて、あとは国内のタイトルしかない。今年も三冠すべてを取りたい。まず明日一冠目を取りたい」(長谷川監督)
「世代交代し、タイトルを取っていない選手が大半。タイトルを取ることによって、大きな影響が出る」(柴崎)
「鹿島は国内で最もタイトルを取っているチーム。僕らは追いつけ追い越せでやっている。連覇がかかっているし、シーズン終盤にも重要な意味を持つ」(遠藤)

G大阪は今季『明治安田生命J1リーグ』で鹿島に連勝しているが、長谷川監督も遠藤も「リーグ戦と決勝は別」と異口同音に語った。

鹿島が最多記録更新となる6度目の優勝を果たすのか、G大阪が2年連続3度目の優勝を果たすのか。『2015Jリーグヤマザキナビスコカップ』決勝・鹿島アントラーズ×ガンバ大阪は10月31日(土)・埼玉スタジアム2002でキックオフ。チケット発売中。