小林悠(川崎フロンターレ) (C)J.LEAGUE 小林悠(川崎フロンターレ) (C)J.LEAGUE

5月17日(金)・等々力競技場では、J屈指の攻撃的サッカーのぶつかり合いが展開されるだろう。川崎フロンターレ×名古屋グランパスが『明治安田生命J1リーグ』第12節にラインナップされたのだ。V2王者・川崎Fは現在5連勝と順位を4位まで上げてきた。開幕スタートに成功した名古屋もここ5試合は3勝2分と好調を維持、2位をキープしている。

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両軍とも前節は圧勝劇を見せ付けた。川崎Fは清水エスパルスと対戦。23分にコーナーキックのこぼれ球に反応したFW小林悠の3試合連続ゴールで先制すると、前半終了間際には先発復帰したFWレアンドロ・ダミアンの技ありクロスをMF脇坂泰斗が頭で押し込む。80分にはボランチ・大島僚太の強烈ミドルで3点目、91分にもダミアンが超絶オーバーヘッドをズバリと決めたのだった。

守っては清水に何度か決定機を作られるも、最後のところで凌ぎ切り、今季5度目のクリーンシート。また、MF中村憲剛が5試合、SB車屋紳太郎が4試合、MF家長昭博、守田英正、阿部浩之、CB奈良竜樹が3試合、CB谷口彰悟が2試合と主力に欠場者が続出する中、5連勝を飾っているのも心強い。

一方名古屋も浦和レッズを完封。17分に2トップの長谷川アーリアジャスールとジョーの流麗なパスを受けた初先発のMFマテウスが左足を一閃。強烈ミドルで先制すると、41分にはMFガブリエル・シャビエルのクロスをSB宮原和也が頭で折り返し、ジョーが右ボレーをズバリ。昨季得点王がここ5試合で3ゴール目となる一発で6試合ぶりとなる複数得点とした。その後、得点こそなかったが、名古屋がボールを握り続け、試合を支配し、スコア以上に差を見せる2-0で勝利したのだった。

試合後、風間八宏監督は「立ち上がりから自分たちのリズムでやれた。マテウスが決めたことで試合がうまく回るようになった。もちろん、細かいところはまだまだたくさん課題があるが、自分たちのサッカーをする時間が長くなっていること、すごく迫力が出てきたことは手応えがある」と珍しく笑顔を見せた。

リーグ戦の直接対決では川崎Fが圧倒する。戦績を見ると18勝5分5敗、ここ10試合の成績も9勝1分と名古屋を寄せ付けていない。さらに、ホームでは5戦全勝と磐石の強さを披露する名古屋だが、アウェイは2勝2分2敗と五分の星を残すのも気になる。

『明治安田J1』第12節・川崎F×名古屋は5月17日(金)・等々力陸上競技場にてキックオフ。同試合は『フライデーナイトJリーグ』として開催。先着1万名に金J限定ベースボールユニをプレゼント。SHISHAMOのハーフタイムショーも決定。チケット発売中。