キャッシュレス決済の還元キャンペーンはまだまだ終わらない。今週のトピックをまとめて振り返る

スマートフォン(スマホ)決済サービス「PayPay」の第2弾100億円キャンペーンが終了し、還元祭が一段落かと思われた矢先、今度は「LINE Pay」が「祝!令和 全員にあげちゃう 300億円祭」を発表した。スマホ決済の宴は一体いつまで続くのか、5月13~5月17日に話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。 5月13日、先述したがPayPayが第2弾100億円キャンペーンを終了。ボーナスポイントの付与総額が上限の100億円に達したことが理由だ。2月12日にスタートしたので、およそ3カ月間にわたって実施されたことになる。100億円キャンペーンが今後も続くかは不明だが、5月8日から通常の還元額を0.5%から3%に引き上げているほか、6月から20回に1回の確率で全額(最大1000)を還元する「PayPayチャンス」、対象店舗で最大20%を還元する「ワクワクペイペイ」を開催予定だ。

また、13日は経済産業省が「キャッシュレス・消費者還元事業」の登録事業者を発表。現時点で合計58社の登録があり、リストにPayPayやOrigami、メルペイなどのスマホ決済事業者の名前もある。登録企業は、増税後の消費喚起を目的としたキャッシュレス決済サービスで、ポイント還元を提供することができる。

5月15日、楽天ペイメントが「楽天ペイ(アプリ決済)」による支払いの実質最大5%を還元するキャンペーンを開始。クレジットカード「楽天カード」を支払元に設定した楽天ペイで支払えば、ポイント付与率が通常の0.5%から4%にアップ、楽天カードで貯まるポイント1%分と合わせて、支払金額の実質最大5%分の「楽天スーパーポイント」が獲得できるようになる。

期間は7月1日9時59分まで。ポイントは、8月31日前後に進呈され、9月30日23時59分まで利用できる期間限定ポイントとなる予定。今回は第1弾で、すでに第2弾の開催も決定している。参加にはエントリーが必須。

5月16日、LINE Payが「祝!令和 全員にあげちゃう 300億円祭」を発表。決済でなく送金によって総額300億円相当(1人1回、1000円相当のLINE Payボーナス)がもらえるという、従来とはタイプの異なるキャンペーンだ。

ボーナスをゲットするには、(1)銀行口座の登録、(2)かんたん本人確認、(3)郵送本人確認のいずれかの方法で本人確認を行う必要がある。本人確認後に友だちやグループで送金し合えば1000円相当をその場で得られる。期間は5月20日11時から29日23時59分まで。早い者勝ちで上限に達し次第終了する。