「お疲れさま」

一番簡単なねぎらいの言葉として使えます。もちろん、挨拶のようにとりあえず使うのではなく、お疲れ様の前には具体的な事例を入れるようにしましょう。

「ちょっと大変な先方とのプレゼン、お疲れさま」とか「朝6時起きされていて、ここまで来てくださってお疲れ様です」とか。

当たり前だと思っていることは、これまでねぎらわれていない部分です。ですが、それらが当たり前になる前は少なからず何かしらの努力をしてきたはず。ですから、些細なことこそねぎらってあげるようにしてください。

「大変だったんじゃない?」

彼がごはんを食べにいくお店を探してくれた。あなたのためにスマホの画面とにらめっこしながら探してくれたはずです。「大変だったんじゃない? 忙しいのに、ありがとう」。

婚活パーティーで初めて会った彼は、ずっと勉強漬けの毎日を送ってきたそうです。「大変だったんじゃない? それだけ勉強できるってことは集中力もあって、努力家なんだね」。

「大変だったんじゃない?」を挟むだけで、これまでのプロセスをねぎらう言葉になります。

「ねぎらう」と聞くだけでは、難しく感じるかもしれません。そんな時はご紹介した2つの一言に加えて、「もし私がこういう状況だったら、なんて言われると嬉しいだろう?」と想像してみてください。あなたがかけてほしい言葉をかけてあげれば、相手にしっかり伝わりますよ。

ライター・コラムニスト。1988年生まれ。大学卒業後にマスコミ業界3社で働くが、行く先々でパワハラに遭い、退職。引きこもりになったのをキッカケに、ライターに。キャバ嬢として年間500名以上の男性を接客した経験や半年で25キロのダイエットに成功した経験などを活かした、恋愛・美容系記事が得意。その傍ら、フリーランスやライターになりたい方向けの相談に乗る個別セッションをおこなっている。「体内時計をコントロールして、健康でキレイになる」をコンセプトにしている“健康&生活リズムカウンセラー”の資格を保有。