©あべゆみこ

4.耳にタコができている

注意する回数が多すぎて親の小言が念仏化、BGMのようになっていませんか?

結果、子どもの耳にタコが出来ていませんか?回数を減らしてみましょう。回数が多すぎると印象が薄くなってしまいます。

また、子どもに何かを話しかけるとき、親がお皿を洗いながら叱ったり…。ながらでは聞く方も身が入りません。

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また、子どもが玩具で遊んでいて気がそちらに行っているときに言葉をかけても、親の注意は左耳から右耳へ抜けてしまいます。

子どもも親もいったん、やっていることを中断して、きちんと対面して「いいですか。今から玩具を片づける時間ですよ」と伝えましょう。

5.親が先回りしすぎている

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「言ってもやらない」と嘆いているママ。

もしかして、子どもが行動する前から「忘れ物はない?あれ持った?これ持った?」「手は洗ったの?うがいはしたの?」「はい、歯磨きして」と先回りして声をかけ過ぎていませんか。

子どもがもう中学生なのに「今日は雨降るみたいだから、傘持っていきなさい」「寒いからセーター着なさい」といつまでも子ども扱いして過保護・過干渉に陥っている人もいます。

これですと子どもは自ら行動しなくても、親の指示を待っていれば済む状態になります。

筆者が見てきた子どもたちの中でも、ママはお喋りなのに子どもがボーッとしている親子がいました。

でも、よく観察してみると、子どもが自分で声を上げなくても、親が先に行動し、言葉の先取りをしているので、自主的に行動しなくなっていたのです。

せっかちな人、気が回る人は“待つことがとても苦手”ですが、子どものために言葉や行動を控えめにした方が自ら動く子に育ちます。

何度同じことを注意しても、子どもの行動が改善しないのは理由があります。工夫してみてくださいね。