D23に登場したキャスリーン・ケネディとBB-8

D23 Expo Japan 2015に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』プロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが新型ドロイドのBB-8と共に登場し、『…フォースの覚醒』のカスタム・トレーラーを初披露した。日本のために制作された映像には新カットも含まれているが、彼女は新作について「過去の作品を知っていなくても心に響く」と自信をみせた。

『スター・ウォーズ』予告編/その他のニュース

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、1977年(日本公開は1978年)以降、世界中の映画ファンを熱狂させてきた『スター・ウォーズ』サーガの最新作。その詳細はいまだに明らかになっていないが、J.J.エイブラムスが監督を務め、遠い昔の遥か銀河系の彼方を舞台に、壮大なドラマが描かれる。

ケネディは集まったファンに本シリーズが「普遍的なテーマを扱っていて、あらゆる世代に響くもの」と語り、レイ役のデイジー・リドリーとフィン役のジョン・ボイエガから預かったメッセージビデオを紹介した後に、日本のためだけに制作された予告編を公開した。

映像はこれまでに公開されてきた予告編にも登場したカットがほとんどだが、編集が異なるため、受ける印象は大きく異なる。映像の冒頭に登場する女性レイは、自分を「何者でもない」と語る孤独な女性だ。砂漠の惑星ジャクーで暮す彼女は家族を待ち続けているが、ある日、惑星にトルーパーたちが襲来する。黒いマスクをかぶった男カイロ・レンはかつて銀河中が恐れたダース・ベイダーのマスクを手に「あなたを受け継ぐ」と語る。映像には激しい戦いのシーンが次々に描かれ、カイロ・レンは赤いライトセイバーをレイの首筋に向ける。平和だった銀河を新たに支配しようとする新勢力と、そこに立ち向こうとする者たちを主軸に、家族や世代間の“継承”のドラマが描かれるようだ。

本作は誕生から30余年を経ており、ファンも幅広い年齢層で、それぞれが自分なりの接し方をしているのが大きな特徴だ。待望の最新作はすでに世界中で映画の枠を超えた注目を集めており、ケネディが語る通り、過去の作品を知らない新たなファンが本作によって多く生まれ、映画の中から“新たなる希望”を見つけ出していくのではないだろうか。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
12月18日(金) 全国ロードショー