(写真左より)日本サッカー協会・関塚隆技術委員長、森保一日本代表監督 (写真左より)日本サッカー協会・関塚隆技術委員長、森保一日本代表監督

5月24日、前日の『キリンチャレンジカップ2019』に臨むメンバーに続き、『コパ・アメリカ2019』を戦う日本代表が発表された。森保一監督は「派遣義務のない大会にかかわらず、しかもJクラブと大学はシーズンが進む中、我々に協力してくれて感謝している」と選手を送り出してくれた所属先に感謝の弁を述べた。

日本代表23名のメンバーは以下の通り。
【GK】川島永嗣(ストラスブール)、小島亨介(大分)、大迫敬介(広島)
【DF】植田直通(セルクル・ブルージュ)、板倉滉(フローニンゲン)、岩田智輝(大分)、立田悠悟(清水)、原輝綺(鳥栖)、杉岡大暉(湘南)、菅大輝(札幌)、冨安健洋(シントトロイデン)
【MF】柴崎岳(ヘタフェ)、中島翔哉(アルドゥハイル)、中山雄太(ズヴォレ)、三好康児(横浜FM)、伊藤達哉(ハンブルガー)、松本泰志(広島)、渡辺皓太(東京V)、安部裕葵(鹿島)、久保建英(FC東京)
【FW】岡崎慎司(レスター)、前田大然(松本)、上田綺世(法政大)

今回中心となる東京五輪世代の若いメンバーに、指揮官は成長を期待する。

「今回、東京五輪世代の選手を数多く選出したが、A代表のラージグループとしても見ている。日本代表全体のレベルアップを考え、今回のメンバーになった。若いメンバーが『コパ・アメリカ』という素晴らしい大会に出ることによって、選手のプラスになり、『東京五輪』にもつながると思う。『東京五輪』では金メダルを目指している。それを実現するためにはA代表レベルにならないと無理だと思っている。今後の『W杯予選』も含め、『東京五輪』につなげていきたい」

もちろん、『コパ・アメリカ』を若手の経験の場で終わらせるつもりはさらさらない。森保監督は勝利を最優先する。

「『コパ・アメリカ』を経験するだけというつもりはない。勝ちにこだわって、一戦一戦戦っていきたい。ピッチに立てば、11人対11人。攻守に相手を上回れるように選手に要求したい。(ブラジルでは)1試合でも多く試合をしたい。まずはグループリーグを突破したい」

また、招集に応えたGK川島、DF植田、MF柴崎&中嶋、FW岡崎にも監督は感謝した。

「経験豊富な選手が『コパ・アメリカ』に来てくれた。クラブからは“休んだ方がいい”と言われる状況の中、クラブに参加の意思を示してくれたのをうれしく思う。彼らにはプレーでチームを引っ張っていってほしいし、彼らの持っている経験を若い選手たちにも伝えていってほしい」

『コパ・アメリカ』は6月14日(金)・ブラジルにて開幕。日本は6月17日(月)・チリ、20日(木)・ウルグアイ、24日(月)・エクアドルと対戦。まずはグループC突破を目指す。