「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」が盛り上がった今週のキャッシュレス界隈。対応店舗拡大のニュースも相次いだ

LINE Payの「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」が大いに盛り上がった今週のキャッシュレス界隈。同社によると約1日で100億円分を消化し、予想を上回るペースで推移しているという。このほか、セブン-イレブンをはじめ、流通各社のスマホ決済対応も注目を集めた。5月20~24日に話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。

「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」は5月29日まで

5月20日11時に開始したLINE Payの「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」。同キャンペーンはLINE Payの送金機能を使って、LINEで友だち登録しているユーザーに無料で1000円分のLINE Pay ボーナス(残高)を送ることができるというもの。1ユーザーが受け取れる金額は1000円と、これまでの還元キャンペーンと比較すると少額だが、参入ハードルの低さから新規ユーザーにも広がっているようだ。

送金側は送金によってLINE Pay ボーナスを獲得できるわけではないが、条件を満たせば応募できる別のキャンペーンを開催中。10人に送金したユーザーがハッシュタグ(#100万円分チャレンジ)をつけてTwitterでつぶやくと、抽選で10人にLINE Pay ボーナス100万円分がもらえる。どちらのキャンペーンも期限は5月29日まで。

また、LINE Payは6月1日0時から「Payトク!!!」を実施予定。LINE Payで支払えば支払額の15%分を「LINE Payボーナス」として還元する。「コード支払い」「オンライ支払い」「請求書支払い」「QUICPay(Android限定)」が対象となる。上限は最大5000円分、LINE Payアプリを一度でも利用した場合が1万円分。

「PayPay」、6月キャンペーンを前にドラッグストアで対応拡大

6月にPayPayがスタートする新キャンペーン「いつもどこかでワクワクペイペイ」。第一弾では、全国のドラッグストアでPayPayを利用すると最大20%のPayPayボーナスが戻ってくる。実施を前に、PayPayは対応するドラッグストアを拡大。5月20日にスギ薬局(PayPay以外にも「d払い」「au PAY」「LINE Pay」「楽天ペイ」に対応)、6月1日にココカラファイングループが導入する。

セブン-イレブンが7月から各社のコード決済に対応

コンビニ各社がスマホのコード決済に続々と対応するなか、長らく様子見をしていた業界最大手のセブン-イレブンが、5月21日、ついに各社サービスへの対応を発表した。導入するコード決済サービスは、「PayPay」「メルペイ」「LINE Pay」「アリペイ(Alipay)」「WeChat Pay(微信支付)」。セブン&アイ独自のバーコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」のローンチタイミングである7月1日に合わせて対応する。

鉄道会社グループの店舗が16種類のキャッシュレス決済に対応

5月21日、JR西日本の連結子会社13社は、クラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch」を導入し、9ブランドのバーコード決済や7ブランドの電子マネー決済に対応すると発表した。導入するバーコード決済は、「Alipay」「WeChat Pay」「au PAY」「Origami Pay」「PayPay」「メルペイ」「d払い」「LINE Pay」「楽天ペイ」。電子マネーは、「交通系ICカード」「iD」「QUICPay」「nanaco」「PiTaPa」「楽天 Edy」「WAON」。

ヤフー関連サービスが6月3日にPayPay対応

ヤフーは、5月21日、「Yahoo!ショッピング」や「ヤフオク!」などの関連サービスのオンライン決済でPayPayを導入することを発表。6月3日に対応する。オンライン決済時には、「PayPayボーナス」を付与するだけでなく、PayPay残高と「Tポイント」や「Yahoo!ウォレット」に登録しているクレジットカードなどを組み合わせて支払いが可能になる。

6月18日からは、LOHACOでもPayPay残高が利用できるようになる。なお、PayPayによるオンライン決済は、会計ごとに20回に1回の確率で最大1000円相当のPayPayボーナスが付与される「PayPayチャンス」の対象外になる。

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