“一日消防署長”を務めた神田沙也加

 丸の内消防署主催「平成27年 火災予防安全もちつきまつりイベント」が11日、都内の帝国劇場で行われ、女優の神田沙也加が出席した。

 このイベントは、火災予防が「ながもち」するようにと祈念し昭和54年より開始。年に1回行われる丸の内のエリアの恒例行事となっている。今年は帝劇で現在上演中のミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」のヒロイン、サラ役の神田が、丸の内消防署の“一日署長”として、火災予防の大切さをアピールすることとなった。

 消防署の制服に身を包んだ神田は、指揮棒を片手に「電気ショック実施!」とAEDを用いた応急救護訓練の指揮を執ったほか、安全の“ながもち”を祈願する餅つきにも参加した。

 職務を全うし、竹花勝明・丸の内消防署長から感謝状を贈られた神田は「今日は間近で訓練を指揮させていただき、あらためて気が引き締まったような気持ちでおります。もちろん火災も事件も何もなく、安全なのが一番ですが、もし自分がそういう事態に直面した時に、落ち着いて対処できるようにならなければと思いました」と感想を語った。

 また「いつも私たちの安全を守ってくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます」と丸の内消防署の署員に謝辞を述べた神田。これを受け竹花署長も、管轄内の「火災による死者ゼロ」の記録が現在1万5360日、足掛け42年に渡り継続中であることに触れ「2万日、3万日を目指して安全を守っていけるよう頑張りたい」と気を引き締めていた。