そしたら演出家の助手の方が、“自分を思いっきり出して、やりたいようにやってください”って言ってくださったので、“変にカッコつけなくていいのかな。とにかくやってみよう! ”って思って、舞台に立ちました。

その結果、”舞台裏で練習していたのと、全然違うものが出せたな”って思いました。

ーーいつものミュージカルとは違う、“朗読劇”ならではの面白さは発見できましたか?

朗読劇も演出家さんによって、色んなパターンがあるんだな”って思ったら、“朗読劇”って面白そうだなって思えました。

今回のように“自分の感情を入れて、思いっきりやっていいよ”っていう方や、“台本から1回も目を離さないで”とか、“感情を入れずに淡々と読んで”という方もいます。

ーー逆に、“ここが難しかった”というところは?

朗読劇は、ミュージカルと違って台本を見ながら舞台に立ちますよね。最初は、台詞を全部暗記する必要はないので、有り難いなとは思っていたんです。でも、実際に動きながら本を読むのが難しくって。

逆に、台詞を全部暗記して、“本を見ないない方が、よかったりもするのかな”とも思いました。

“このタイミングで、ページめくらなきゃ! ”とか、“ここで歩いて、階段昇らなきゃ”とか。考えながら読むのは難しくて、頭が混乱しそうになっちゃった(笑)。朗読劇も、朗読劇ならではの難しさがあるんだなって思いました。

ーー今回のような朗読劇は、他のAKB48グループのメンバーや、ファンの方にとっても、普段の劇場公演やコンサートとは、また違った独特の空間だったのではと思います。

本当に。自分の推しメンを、握手会やライブ以外で観る機会になったと思います。

“朗読劇って、どうやって観ればいいんだろう”って思った方もいたんだろうな。歌ったり踊ったりするわけではないし、終わったときも“あ…、これで、終わり…、、だよね? ”みたいな感じで。

不思議な気持ちを感じたり、初めての経験をしたファンの方もいたんじゃないかなって思います。

ーー“新しい分野のお仕事”というと、最近、ファッション誌で“モデル”さんの経験もしましたね。

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