NG話で危機に!

飲み会での会話の内容、みなさんは意識していますか? 盛り上がるからと、話題に気を使わないのはマナー違反です。本人は盛り上がっていると感じていても、実は周囲は引いているという場合は少なくありません。特に、男性は気をつけた方がいいかと……。無礼講なんて言いながら、話題を間違えると、ビジネスに悪影響を及ぼさないとも限らないからです。

筆者が聞いた、いちばん印象に残っている“やっちまったエピソード”は新妻いじり。近所のお父さんだけで集まり、親睦を深めようという飲み会でのこと。参加者のひとりAさんは、新婚の50代。新妻は、20歳近く年下。そこに目をつけた参加者Bさんは、Aさんと年下妻をネタにしはじめました。

「この人、最近、若い奥さんもらったばっかりでさぁ」「いやぁ、羨ましいですわぁ。どうやって落としたんですか?」

などと話すBさん。BさんはAさんより年上でしたし、ご近所での付き合いもあり、最初はAさんも笑って済ませていました。でも、調子に乗ったBさんは

20歳も若い奥さんをもらうなんて、ちょっと犯罪じゃないかぁ〜」

と、度を超した発言をはじめてしまい、ついにAさんもキレる。そのキレ方が怖い。実は新婚のAさん、誰もが知るあるチェーン店のオーナー社長。関連企業は、数千あるのではという規模。Bさんのお仕事とも関係していたようで、Bさんとの取引をストップする会社が出てきました。近所のお父さんの集まりで、“犯罪者”と言われたAさんの報復です。

仕事が滞りピンチのBさん。“ご近所さん”ですから、夫だけでなく妻の問題でもある、ということで、夫婦でAさん宅に行き、土下座で謝ったとか……。

自分は盛り上がると思っていても、相手を不快にさせる話があります。無礼講と言われても、話しのネタがマナー違反になっていないか、気をつけましょう!