<家電の美>レッツノートSZ5シリーズの進化見たり、パナソニックが冬モデルノートPC

2015.11.13 15:29配信

パナソニックのモバイルノートPC「Let's note(レッツノート)」は、ビジネス用途で使うユーザーが購入時に必ず選択肢に入れる。Windows 10の第6世代プロセッサが登場するタイミングで製品化した冬モデルの「SZ5シリーズ」はそのフラッグシップモデルだ。

光学式ドライブ内蔵で「世界最軽量」(約929g)を実現した。同社自らが「レッツノートを極める」との意志で開発した一品だ。

従来のレッツノートと比べ、一見してきょう体の変化を見分けるのは難しい。強いて言えば、光学式ドライブがホイールパッドの横を上に持ち上げる方式から、スライド式でセンターに内蔵した部分ことだろう。

同社AVCネットワークス社ITプロダクツ事業部の瀧野光史・コンシューマ統括兼コンシューマ営業課長は、開発者の苦労をこう表現する。「技術者の汗と根性の賜だ」。光学式ドライブを内蔵したことで、きょう体内部のチップなどの設計をほぼ全面的に変更する必要があったからだ。その苦労は計り知れない。「ユーザーからは、ブルーレイを使いたい、との要望が多かった」(瀧野課長)ため、ドライブの変更は、必須だったわけだ。

レッツノートに抱くユーザーのニーズは、軽量、長時間、頑丈、高性能だ。この要望に応え、しかも、毎年の技術進化が問われる。ドライブや内蔵部分だけでなく、天板を「逆ドームボンネット構造」にし、スリムにしたにも関わらず堅牢さを高めたことも進化の一つだ。

レッツノートの天板は、他社のノートPCにはない肉厚な構造で衝撃を吸収し、堅牢性を保っていた。1kgを切るためのきょう体改良として、従来の天板を見直した。突起していた部分を「薄肉」にし、逆ドーム型の凹凸形状にし、たわみを抑制した。瀧野課長は、「レッツノートとして頑丈さを保つことは必須。その頑丈さを確保することは、従来以上に困難を極めた」と、振り返る。

ビジネスパーソンのノートPCへの要望は多岐に渡る。操作性では、キーボード部分を改良した。もっとも大きな変更点は、「カーソルキー」を一段下げたことだ。これにより、Windows 10の新機能「仮想デスクトップ」の切り替えがブラインドで可能になった。

このカーソル部分を一段下げた理由は、液晶ディスプレイの構造にある。従来の16:9の画面サイズ(横縦比)を16:10にしたことで、液晶画面を受けるキーボード部分を広く取ることができたためだ。

堅牢で軽く、バッテリーが長持ちなレッツノートの原型は、2003年に発売したR2シリーズという。瀧野課長は「R2がブレイクスルーで他社を引き離した」と話す。そこからは、光学式ドライブ搭載のノートPCでは、他の追随を許さない。それが故に、開発現場は苦労の連続だったことが分かる。同社がここまで技術の進化を遂げられた背景には、インテルと長期に渡り、チップの配置などを共同で検証してきたためだ。

同社は、SZ5シリーズを含めた冬モデルのレッツノートの販売目標台数を29万台と、昨年同期の実績を上回る数値を目指している。(BCNランキング 谷畑良胤)

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