(左から)田中健、水上京香、高橋由美子

 舞台「MORSE―モールス―」の公開リハーサルおよび囲み取材が13日、東京都内で行われ、出演者の小瀧望(ジャニーズWEST)、水上京香、高橋由美子、田中健が出席した。

 スウェーデンの作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説『LET THE RIGHT ONE IN』を舞台化。日本初上陸となる本作は、連続猟奇殺人事件というサスペンス、主人公オスカー(小瀧)の苦悩と重大な秘密を持った少女エリ(水上)へのいちずな愛を描く。

 単独初主演の小瀧は「長い期間けいこをして皆で作ってきた舞台なので、自信はすごいです」と語り、劇中で演じる12歳の少年について「12歳の雰囲気が出ていましたか? 身長が184センチあるので、最初に聞いた時はキャスティングミスかと思いました」と笑わせた。

 初舞台で血を飲まなくては生きていけない少女エリを演じる水上は「血のり、ワイヤ、アクション、壁を登ったり血を飲んだり吐いたりといろいろなことを経験させていただいています」と苦笑したが、水上の迫力に田中は「初舞台という感じがしない。付いていくのが大変」と太鼓判を押した。

 母親役の高橋、水上と一緒に寝る場面もある小瀧は「はい! 入っちゃってます。35回(の公演)一緒にいますね。唯一の女性2人と同じベッドで寝られるのは幸せだと思います」と頬を緩め、舞台を観劇予定のジャニーズWESTのメンバーからも「いじられるでしょうね。どうしよう」と照れ笑いを浮かべた。

 また小瀧は、水着になり水中で息を止めるシーンでは「頭を働かせると酸素がなくなっていくらしいので、できるだけ何も考えないようにしています。でも1分10秒くらいが限界かな」とギリギリの演技であることを明かしたが、田中は「2分ぐらいもったらすごいよね」とさらなる期待を口にして笑いを誘った。

 舞台は13日~12月6日まで都内、東京グローブ座で、12月9~13日まで大阪、シアターBRAVA!で上演。

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