LUMIX DMC-GF5

パナソニックは、マイクロフォーサーズ規格に準拠したミラーレスデジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-GF5」を、4月26日に発売する。ラインアップは、ボディのみの「DMC-GF5」、電動標準ズームレンズが付属する「DMC-GF5X」、パンケーキレンズと標準ズームレンズが付属する「DMC-GF5W」。カラーは、エスプリブラック、シェルホワイト、センシュアルブラウン、シャンパンゴールドの4色。価格は、いずれもオープン。

「DMC-GF5X」には、35mmフィルム換算で28~84mm相当の電動ズームレンズ「H-PS14042」が付属。また「DMC-GF5W」には、35mmフィルム換算で28mm相当のパンケーキレンズ「H-H014」と、35mmフィルム換算で28~84mm相当の標準ズームレンズ「H-FS014042」の2本が付属する。

新開発の1210万画素「Live MOSセンサ」と、「新ヴィーナスエンジン」の搭載によって、解像感や色再現性、立体感が向上するとともに、高感度性能が進化した。前モデルのDMC-GF3と比べて高感度撮影時のノイズ量を約3割削減し、解像感を向上した絵づくりで、暗い場所でも立体感のある高画質を実現している。拡張ISO12800に対応する。

「新ヴィーナスエンジン」は、通常撮影時には画像内の平坦部とエッジ部、暗い部分と明るい部分を判別し、最適なノイズリダクション(NR)を施すことで、全体のノイズを抑えながら立体感を出す。また、連写時には処理速度を重視した「マルチプロセスNR」を適用する。それぞれの明るさに応じて複数回に分けてノイズを抑制することで、より最適なノイズ処理を行う。

3.0型92万ドットの液晶モニタを搭載。液晶モニタ上でピントを合わせる位置をタッチすることで、フォーカスエリアや位置を自由に設定できる。また、液晶モニタ上で「シャッターボタン」を押すことで、ピントを合わせたい位置をタッチしてシャッターを切ることができる。

メニュー画面は、モニタの画面いっぱいに表示することで、ライブビュー画面を高画質化。エントリユーザーが楽しく、使いやすい新インターフェースデザインを採用した。

モード設定画面やメニュー選択画面は、選択時に選んでいる項目の解説を上部スクロールに表示。エントリユーザーには難しい設定項目でも、説明で意味を理解しながら設定できる。また、トップメニュー画面の背景は、内蔵画像/お気に入りの撮影画像/4色のカラー背景(ブルー、レッド、ゴールド、シルバー)から選択できる。

さらに、「DMC-GX1」で好評だったタッチパネル上の設定ボタンをタブ化。必要なときだけタッチして使うことで、より快適なライブビュー操作を実現している。

撮影機能では、「クリエイティブコントロール」を強化し、撮影画像に効果を加えて、被写体やイメージに合わせて印象的な写真や動画の撮影に対応。14種類の効果を選んで撮影できる。また、フィルタ効果は5段階で調整でき、シーンに応じて自動的におすすめのフィルタ効果を選ぶ「おすすめフィルター」機能を搭載する。

さらに、新機能の「シーンガイド」を搭載。被写体や撮影状況に合わせてシーンを選択すると、カメラが最適な露出やピントの合わせ方を自動設定し、シーンに合った写真を撮影できる。シーンは「人物」「風景」「夜景」「その他」の4ジャンル全23種類。また、画面内の「詳細表示」を押すと、撮影効果のビフォー/アフター画像に加えて、効果説明やワンポイントアドバイス、ステップアップ機能、おすすめレンズの解説などを文字表示で説明する。

オートフォーカス(AF)機能は、センサ駆動とレンズ駆動を最大限に生かして高速化。「H-PS14042」では、約0.09秒の高速AFを実現した。また、ピントを合わせた後に画面を拡大することで、より細かいピント位置設定に対応した高精度ピンポイントAFも搭載している。

対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-Iカードに対応する。ボディのサイズは幅107.7×高さ66.6×奥行き36.8mmで、重さは約267g。実勢価格は、「DMC-GF5」が5万5000円前後、「DMC-GF5X」と「DMC-GF5W」が8万円前後の見込み。

4月26日~5月14日には「DMC-GF5発売記念キャンペーン」を実施。期間中に「DMC-GF5」「DMC-GF5X」「DMC-GF5W」を購入し、会員サイト「CLUB Panasonic」で愛用者登録を行ったユーザーに、もれなくマクロコンバージョンレンズ「DMW-GMC1」をプレゼントする。