『光りの墓』 (C)Kick the Machine Films/ Illuminations Films

『ブンミおじさんの森』でカンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞するなど、世界的に高い評価を得ているアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の最新作『光りの墓』が来年3月に日本で公開されることが決定した。

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アピチャッポン・ウィーラセタクンは『トロピカル・マラディ』『世紀の光』など芸術性が高く、観客の思考と想像への欲望をかきたてる作品を数多く発表し、アートの分野でも活躍している才人だ。新作『光りの墓』は、タイ東北部の村にある仮設病院が舞台で、そこには原因不明の“眠り病”にかかった兵士たちが運ばれてくる。診療所を訪れたジェンは前世や過去の記憶を見る力をもった若い女性に出会い、かつて病院のあった場所の地下には王の墓があったことを知る。

本作の公開に先がけて、来年1月には長らく一般公開されていなかった『世紀の光』が劇場で初公開され、監督の過去の長編映画とアートプログラムをあわせた特集上映も開催される。

『光りの墓』
2016年3月シアター・イメージフォーラムほか全国順次