ビタミンB12

脳のビタミンと呼ばれ、脳からの指令を伝える神経を正常に保つ役割を持っています。不足してしまうと、脳からの指令が適切に各部に行き渡りません。しじみや海苔に多く含まれます。

DHA

青魚などに多く含まれており、肉中心の食生活の方が不足しがちな成分です。不足すると記憶力の低下に繋がるため、もの忘れに直結している栄養素と考えられています。

GABA(ギャバ)

トマトや発芽玄米に含まれ、気持ちを落ち着かせる「抗ストレス作用」があります。脳に存在する抑制系の神経伝達物質として、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きをしています。

GABAが不足してしまうと脳細胞がストレスと戦うことができず、破壊されてしまうリスクがあり、「もの忘れ」につながると言われています。またストレスが溜まりイライラしてしまっている状態自体も「もの忘れ」につながるとも考えられています。

偏りがちの食生活では、どうしても不足がちになってしまう栄養素なので、もの忘れ防止に必要なビタミン類やDHAを摂ることができるマグロや青魚、しじみや海苔、また、脳がストレスと戦うことができる為に必要なGABAが含まれるトマトや発芽玄米などを、気をつけて日々の食事に取り入れていきたいものですね。

上記のように「もの忘れ」の原因はいくつか考えられますが、さらに、この季節は、寒さによって血流がいつもより悪くなってしまうのか、他の季節に比べてどうしても「もの忘れ」が多くなってしまいがちだと言われています。