「ScanSnap Cloud」のイメージ

PFUは11月25日、パーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap iXシリーズ」と11のクラウドサービスを直接つなげるサービス「ScanSnap Cloud」の無償提供を開始した。

「ScanSnap」でスキャンを行うだけで、PCやスマートフォンなどを起動することなく、スキャンしたデータを自動的に最適なクラウドサービスと連携できるサービス。

スキャンした原稿を「レシート」「名刺」「文書」「写真」の4種に自動判別し、ユーザーが利用するクラウドサービスに振り分けて保存するので、スキャン原稿ごとにユーザーが振り分けする必要はない。また、原稿からわかりやすいタイトル文字を抜き出して、日付と組み合わせて自動でファイル名を生成し、効率的な情報の活用を可能にした。

このほか、自動サイズ検出、向き補正、白紙ページ削除といった、これまではPC上で行わなければならなかったイメージデータの最適化処理を、クラウド上で自動実行する。

なお、ユーザーにはPCをはじめとするさまざまな端末から、サービス設定やスキャン結果の確認、振り分け先の変更などができるツールの提供を行う。対応OSは、Windows、Mac OS X、iOS、Android。また、サービス基盤はWindows Azureおよび自社開発のデュアルコアCPU搭載「GI」プロセッサによって構築する。

サービス開始段階で連携可能なクラウドサービスは、会計・個人資産管理分野が「Dr.Wallet」「クラウド会計ソフト freee」「MFクラウド会計・確定申告」「STREAMED」「弥生会計」、名刺管理分野が「Eight」、ドキュメント管理分野が「Dropbox」「Evernote」「Google Drive」「OneDrive」、写真管理分野が「Google Photos」で、今後さらなるサービス拡充を目指し、パートナー提携を進める。