写真(上)『クリード チャンプを継ぐ男』/(下)『ロッキー4/炎の友情』

シルベスター・スタローンが再び“ロッキー”を演じる新作『クリード チャンプを継ぐ男』の特別映像が、名作『ロッキー』のメモリアルデーの本日、解禁された。シリーズの名場面とともに、本作の見どころをスタローンら主要キャストと監督・スタッフが語るファン感涙の映像だ。

『クリード チャンプを継ぐ男』特別映像

30年前の11月27日は、『ロッキー4/炎の友情』が全米で公開され、ロッキーの宿敵にして親友アポロ・クリードがイワン・ドラゴと戦い、散った日。当時、多くのファンがその衝撃的な展開に涙した。間もなく公開になる『クリード チャンプを継ぐ男』では、アポロの息子アドニスがロッキーのサポートを得てリングにあがる。

伝説の傑作『ロッキー』は、スタローン自身が脚本を手がけ、数々の続編を生み出してきた人気シリーズで、どんなことがあっても決して倒れないロッキーは、スタローン自身の分身でもある。そんな人気シリーズの意思を引き継ぐ人間はいるのか? その人物は意外なところから出現した。『ロッキー』シリーズを観客として愛し、繰り返しロッキーを見つめてきた若きフィルムメイカーだ。父親が『ロッキー』のファンだったという監督のライアン・クーグラーは、新たな物語を生み出し、ロッキーの魂と不屈の精神は、アポロの息子アドニスに引き継がれる。

映像で「終わっていたと思った物語が、思わぬ形で再び描かれる」と語るスタローンも、アドニスを「ロッキーの魂を受け継ぐ男」と紹介。もちろん、沿面的にその存在を認めたわけではないようで、映像ではロッキーがアドニスを厳しくトレーニングするシーンも登場する。若きボクサー、アドニスを演じたマイケル・B・ジョーダンは、あるボクサーの言葉を引用し「大事なのはパンチの強さじゃない。どんなに打たれても前に進み続けることだ」と語るが、それはまさにロッキーという人物を表現するフレーズだ。

この冬、ロッキーの魂が新たな主人公とドラマを得て、リングに復活する。多くの映画ファンが映画館で、あの時と同じように歓声をあげ、手に汗握り、勝負の勝ち負け以上の大きなメッセージを受け取るのではないだろうか。

『クリード チャンプを継ぐ男』
12月23日(祝・水) 新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

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