PCエンジンが「PCエンジン mini」として復刻する

コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は6月12日、PCエンジンをミニ化した復刻版「PCエンジン mini」の発売を決定したと発表した。発売日と販売価格は未定。北米、欧州での発売も予定しており、北米は「TurboGrafx-16 mini」、欧州は「PC Engine Core Grafx mini」として復刻する。

PCエンジンは、1987年にNECホームエレクトロニクスが発売した家庭用ゲーム機。多人数での対戦・協力プレイを想定し、最大5人で遊べるマルチタップに対応している。家庭用ゲーム機として世界で初めてCD-ROMをゲーム媒体として採用し、ゲーム機市場に影響を与えた。

PCエンジン miniは、PCエンジンの人気タイトルを内蔵したコンパクトモデル。当時のデザインをそのままに、本体は手のひらサイズで復活した。コントローラーのサイズはそのままで、当時のプレイ感覚を損なうことなくゲームを楽しむことができる。

また、ゲーム中にいつでもセーブできる「カンタンセーブ機能」やブラウン管テレビの走査線を再現したモードを備える。従来機種と同様に、別売りのマルチタップにコントローラーを接続すれば、最大5人での同時プレイが可能になる。

現在、収録予定のゲームのラインアップは、「スーパースターソルジャー」「THE 功夫」「PC原人」「悪魔城ドラキュラX 血の輪廻」「イース I・II」「ダンジョンエクスプローラー」。収録タイトルは、今後、追加していく予定だという。(BCN・南雲 亮平)